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いつか必ず… [第二部] − 旧・小説投稿所A

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いつか必ず… [第二部]
− 竜の都 −
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〜第一部のあらすじ〜
魔王に敗れた勇者ジャックは、新たな命で失った仲間との合流・8つのオーブを集めて再び魔王と戦う使命を授けられる。
仲間とオーブを集める旅をしているとき、蛇ポケモンのジャローダと出会い、共に旅をする。
その後[雷のオーブ]を手に入れ、仲間のフレンと合流することで[火のオーブ]も手に入れる。
新たなオーブを求め、「嘆きの氷穴」を訪れたジャック達は、[氷のオーブ]を入手するために番人と戦う。
結果はフレンの新技が炸裂しジャック達の勝利だったが、ジャックは瀕死状態に、フレンは重傷を負ってしまう。
「嘆きの氷穴」からジャローダに町へ運び込まれ復活したジャック達は、アレフの町で一休みする。
そんな中、ジャックはアレフの森で通常よりも大きなミロカロスと出会い、ミロカロスも共に旅することになる。
旅を再開したジャック達は、竜の都へ向かう途中にある「光と闇の遺跡」で[光のオーブ]・[闇のオーブ]の2つを入手する。
現在、火・氷・雷・風・土・竜・光・闇の8つのオーブのうち火・氷・雷・光・闇の5つを手に入れた。
残る風・土・竜のオーブを手に入れるため、ジャック達は竜の都を訪れる。





「ここが竜の都…」

1人そう呟いているのはジャローダ&ミロカロスと一緒に竜の都へ来たフレンだった。

「竜の都って言うだけあって、竜人や竜が沢山ねー。」

フレンに巻き付きながら可愛い声で話すジャローダ。

「ジャックはまだかしら?」

と、ミロカロスも大人っぽい声で話す。

その時…

「おーい…!!」

遠くから自分達を呼ぶ声が聞こえる。
フレンは声のする方を向いてみた。

「遅いぞ。」

「ごめんごめん♪」

と、軽いノリで謝るそいつは…
全身にアザを作って合流してきたジャックである。

「竜の都だぞ!? もっとこう、緊張感持てよ!!」

「うん、大丈夫大丈夫♪」

「…大丈夫じゃねぇよ。」

フレンもこれ以上話しても無駄だと思ったのか、話題を変える。

「いいかジャック、竜の都へ来たのはなんのためだ?」

「えーっと… なんだっけ…? アハハハ♪」

「…国王と交渉して[竜のオーブ]を貰うんだろうが。お前大丈夫じゃないな…」

「大丈夫♪ ちゃんと分かったから♪」

「じゃあ聞くぞ。俺達がここに来た目的は?」

「国王を脅して[料理のオーブン]を奪う!!」

「…もういい。行くぞ、ジャローダ。ミロカロス。」

「「はーい。」」

ジャックに付き合いきれないと判断し、フレンはスタスタと王宮へ向かう。

「あっ、待ってよ!!」

慌ててジャックもフレン達を追う。





「あっ、そうだジャック♪」

急に可愛い声でジャックに話しかけるミロカロス。

「んー?」

それに対し相変わらずの口調で返すジャック。

「私に… 食べられてみない?」

「「「え?」」」

突然のことに、ジャックだけではなくフレンとジャローダも驚く。

「良いでしょ♪」

「えっ… いや… とりあえずあとでね♪」

作り笑いでごまかすが、素早くミロカロスの滑らかな蛇体に巻き付かれてしまう。

「もう逃げられないわよ〜♪」

「じゃ… じゃあせめて宿とかにいるときな!!」

「まあ、それでもいいわよ♪」

そう言うとミロカロスはジャックを解放する… のは大間違い。
ジャックに巻き付いたまま長い身体を引きずってフレン達と共に進む。

「さっ、いきましょ♪」

「お… おう。」

少し動揺したような表情を浮かべるフレンだが、0.1秒で元のむっつりした表情に戻る。




















30分後…

ジャック達は無事、王宮の入り口に着いた。

「着いたー!!」

「大きいな…」

「…なんか改めてミロカロスが大きいことに気付かせられたわ。」

「そう?」

ジャローダが言うのも無理はない。
身長182cmのジャックを5段のとぐろで3重巻きにしているのだから。

「まあ、私は普通のミロカロスよりも大きい個体だからね♪」

「ホント、気持ち悪いくらい大きいよね。」

ボソッと呟くが、ミロカロスに聞こえてしまう。

「何かいったかしら〜?」

3重に巻いた自分の身体に、本気の3分の1の力を入れてジャックを締め上げる。

「うぐ… ギブギブ!!」

3分の1の力といえど、3重に巻き付かれているため相当な圧力である。
ジャックは自身の骨が軋む痛みにたまらず悲鳴を上げる。

「雌だからって甘く見ると、全身バキバキに折るわよ♪」

「へい…」

「おい、早く国王に会うぞ。」

「ほら、ジャックとミロカロスも早く〜♪」

フレンは竜人の門番に旅人の証を見せて許可を貰う。

「よし、確かに旅人の証だな。それで、用件はなんだ?」

「国王と交渉がしたい。」

「王と交渉… それ相応の物はあるのだな?」

「ああ。」

「…良いだろう。王は王宮の3階だ。赤いカーペットを辿っていけば着くはずだ。」

「ご丁寧にどうも。」

軽い礼に、フレンは門番に銀貨を5枚渡す。

「…これは?」

「説明の礼だ。嫌とは言わせないぞ?」

「ふむ。すまないな。」

「…礼に渡したのに謝らないでくれるか?」

「おっと、そうだな。さあ、行っていいぞ。」

無事、王と交渉する許可を得て王宮に入るフレンとジャローダ。
後を追うようにジャックに巻き付いたミロカロスも入る。




















「ここが王の部屋だな…」

王の部屋の前に来たフレン達。

「さあ、交渉しよう!!」

王の部屋に入ろうとするジャックだが…

「ちょっと待て。」

重要なことなので、フレンもしっかりジャックに話す。

「いいかジャック、これから会うのは国王だ。」

「うん、分かってるよ♪」

「お前は、国王の前では一切口を開くな。」

「え〜っ、何で〜?」

「お前が変なことを話して、王の気分を害したら大変だからだ!!」

「俺、変なこと言ったっけ〜?」

けっして、ジャックに悪気はない。本人に自覚がないだけである。

「ハァ… とにかく、絶対に喋るなよ」
「は〜い♪」

ジャックの能天気な返事を聞いたあと、フレン達は王の部屋の扉を開け、中に入った。



「おぬしがワシに会いたいという旅人か?」

目の前の玉座には、2mほどの年老いた竜人が座っていた。
フレンは、最初は顔を下げていたが、国王に言われ顔を上げる。

「はい。今日は国王様にお願いがあってきました。」

「お願いとな?」

「はい。国王様がお持ちの、[竜のオーブ]が欲しいのです。もちろん、タダでとは言いません。取引がしたいのです。」

「ふむ。取引するための物はなんだね?」

「これです。」

そういってフレンは大きな荷物の包みを取る。

その中には、一際大きなヒスイが入っていた。

「えっ!? フレンいつのm…」

ジャックが喋りだした瞬間、慌ててジャローダとミロカロスがジャックの口を塞ぐ。

「これは…」

「[破魔のヒスイ]です。」
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国王は兵士の1人に命令し、ヒスイを自分の前まで持ってこさせる。

「ううむ、これは見事なヒスイだ。手練れでもこんなに立派なヒスイは取れんぞ。」

「竜の都は、武器鍛冶業が盛んですよね?」

「いかにも。」

「ヒスイは貴重な資源のはず。ましてこんな大きなヒスイは、国王様もご覧になるのは初めてではないでしょうか?」

「確かに、ここまで立派なヒスイは初めてだ。うーむ… よし、良いだろう。[竜のオーブ]との交換を認める。」

「本当ですか!? ありがとうございます!!」

国王の発言に、いつもはぶっきらぼうなフレンも顔が明るくなる。

「よし、竜のオーブはこれだ。」

国王は玉座の後ろから、紫色の水晶玉を取り出す。

「こんなに立派なヒスイに比べたら竜のオーブの一つや二つ、くれてやろうではないか。」

「ありがとうございます。では、私達これで。」

「うむ。恩にきるぞ。」

こうしてお互いの目的は達成され、フレン達は王宮を後にした。



「ったく、喋るなって言っただろ!!」

ジャックに怒りをぶつけるフレン。
しかし起こられているジャックは「んー」としか返事をせず、フレンの言葉を全て受け流す。

「ねえジャック、いつだったら食べてもいい?」

いきなりミロカロスがジャックに話しかける。

「えっ、ああ、宿に着いてからね。」

能天気なジャックも、ミロカロスの前ではビシッとする。

「フレン、宿はいつ着くのよ?」

「えーっと、ここだ。」

目の前には、立派な宿… ではなくホテルが建っていた。入り口の上には「ホテル・ジュレリア」という看板が。

「…宿じゃなくてホテルなのね。」

少し引いたような様子のジャローダ。

「まあ、宿とはあまり変わらないだろ。」

「結構いいじゃない♪」

「俺も良いと思う〜。」

ミロカロスとジャックが賛成みたいなので、フレンもここでいいと決めた。



ジャック達がホテルに入ると、豪華なカウンターがあった。
早速フレンはチェックインし、部屋の鍵を貰う。

「さて、これでよし… ん?」

フレンから10mほどの距離のところに、見覚えのある2人がいた。

「なあジャック、あいつらって…」

「ん〜? ああっ!!」

ジャックとフレンが見た先にいた人物とは…!?

続く!!


なんか全体的にキャラ変わったなwww

少しは改善したつもりなので、出来れば感想下さい!!
お願いします!!
<2013/01/26 21:34 ワンダラー>
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