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グロあります。注意してください。

とりあえず、後ろのテロリストは丸呑みしてもいいが、エシアの父親は…

【噛み砕いてやる。】

思わず口に出して呟く。
とりあえず、銃を落とさせる。
その為に、体を回転させ、赤黒い球を放出。後ろの奴等に放つ。
ちょうど4人。上手くいけば、一度に4つの餌ができる。一人が、狙いを私から赤黒い球に変え、銃を撃つが、龍の力になすすべもなく銃弾は消える。
結局、4人全員の腹に当たる。
もともと、エシアを捕らえるつもりで来た奴等は、モンスターと殺り合うつもりなどなかったのだろう。
防具をつけていないため、一撃で瀕死の状態だ。もう動けないだろうが、一応足の骨を片方折る。

バキッ　ボキッ　バキッ　ゴキッ

後は……
一人喚いている男のみだ。

「やっ、やめろっ。くっ、来るなっ」

今更何を言っても聞く気はない。
ただ、エシアの前でやるのは少々気が引けるな…
とりあえず、見えない位置まで移動するか…

私は、男をくわえたまま洞窟の死角まで行った。
その時、男は恐怖で気絶していた。
…音は許してくれ。

ガブッ　ブチッ
バキッ　ベキッ　ゴリッ…ゴリッ…

あまり美味しくなかった。
以前盗み聞きした心が綺麗な者は美味しく、逆は不味いとは本当のようだ。

…後の4人も味わう必要ないな…
喉越しを楽しむか…

エシアのもとに戻ると、何も変わっていなかった。
エシアは、緊張に堪えられなくなったのか、寝ていた。
…見られなくて済むな…
安堵しながら、倒れた男のうち、一人の頭をくわえ、飲み込む。

ズッ…ゴクッ…ズルッ…ボトッ

味はイマイチだが、喉越しは良かった。
残り3人も同様に呑んだ。

【ゲフッ……】

腹が満たされた満足感に酔いながら、エシアの隣で眠った。

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