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「ここがデュラウスさんの家かぁ...広いな」

デュラウスさんに報告するため、ケイはデュラウスさんの家の前に着く。

「デュラウスさーん！依頼完了しましたよ〜！」

扉を挟んで大きな声で言う

「なんだケイか...終わったのか？」

ｷﾞｨｨｨと扉を開ける音と同時にデュラウスさんが家から出てくる。

「ええ、終わりましたよ」
「そうか、早かったな...ちょっと待ってろ報酬持って来るから家に上がってろ！」
「あ、はい！ではお邪魔しま〜す♪」

ケイはデュラウスさんの家に入った。
家は広い、ケイの家よりデカイ・・・
まぁ3m45cmの獣人が暮らしているんだから当たり前だろ...ケイはそう思っている。

「ほい、報酬だ受けとれ！」
「うおッ！」

デュラウスさんがいきなりいろんな種類の野菜を投げてくる。
ケイは慌ててその野菜をキャッチする。

「と、あとコレだよな・・・」
「ありがとうございます♪」

デュラウスさんが野菜を投げた後、お金(1500円)を投げる。
ケイはお礼を言いながらそれを取る。

「じゃあ僕はここで...お邪魔しました〜♪」
「ちょっと待て・・・」

ケイが依頼を終え、帰ろうとする。
だがケイの肩をデュラウスさんがガッチリと掴む
まさかこの流れは・・・

「せっかくここまで来たんだ...俺と遊ぶ気はあるか？」
「う...それは...」(スイッチ入ったか...)

いきなりだから答えられない。
またデュラウスさんにスイッチが入った。
捕食者の目付きになっている。

「あ？答えられねぇのか...？」
「痛ッ！遊びますからぁぁぁッ！」
「ほう...素直だな...ｼﾞｭﾙﾘ」

デュラウスさんがいきなり掴む力を強くしたんだ・・・
握り潰されるかと思った・・・
だから「遊ぶ」と、答えてしまった
今日食べられたばっかなのに・・・

「クク、１日に二回喰えるとは運が良いな・・・」
「うぅ...まただよ...」
「では早速いただくとするか...」
「ちょっ、待ってッ！ってああ！」
バクン・・・

本日二回目のデュラウスさんの口内だ...
もう慣れた、みたいな事は言える訳が無い
確かに気持ちいいが精神的にキツイだろ・・・

「そういや、最近獲物の血を味わった事が無いな・・・」
「ふえっ！？そ、それってまさか...」
「少し噛ませて貰うぞ...もちろん死なない程度にな...クク♪」

そう言うとデュラウスさんはケイの腕に噛みつき、血を出させた。
ケイの腕からは赤い血がタラーと垂れている。

「痛ッ！デュラウスさん...噛むのが強いです...」
「ああん？そのくらい我慢しろッ！」
「ダメだ...この状態何を言っても無駄だな...」
「もっと俺を楽しませろ...」

デュラウスさんはさらにケイの腰に噛みつき、血を求めた。
ケイは痛みを我慢して出血を耐える。

「旨い...だが殺さない約束だ...呑み込むぜ！」
ゴキュ・・・

鈍い音を立ててケイは呑み込まれた。
と、そこにお腹を膨らませたドッペルが来る。

『デュラウスさ〜ん、ケイ君知らない？』
「ああ、ケイか...ケイなら今俺の腹の中だぜ...」
『ふ〜んそっか、ならここで待ってよ〜と♪』
「ドッペルさんが言うんだったら早く終わらせなきゃな・・・」
『ううん、全然大丈夫♪ところでケイ君って美味しいでしょ！』
「確かに旨い...今まで食べてきた中で一番かもな...」
『普通人間って美味しいだけだけどケイ君は何か違うんだよね〜♪』
「ん？自動蘇生の事か？」
『まぁそれもそうだけどね...何か体に力をくれるって言うか...まぁそんな感じ♪』
「ふ〜ん...コイツの魔力を喰っているからか？」
『それはボクにも分かんないね♪』
「っと...そろそろ消化が始まるか...ちと出すから退いてろ・・・」

そう言い、デュラウスさんはケイを吐き出した。
ケイは腕と腰を出血した状態だったが吐き出したすぐにドッペルに治してもらった。
まぁとりあえずこれで・・・

=======依頼達成=======

「うぅん......はッ！」

ケイが目覚める.....
そのあとケイはデュラウスさんと色々会話をして、家に向かって歩き出した。

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