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ドッペルドラゴン − 旧・小説投稿所A

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ドッペルドラゴン
− あの日から −
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あれ?僕は・・・そっか。食べられたんだ。
僕は竜に食べられて人生を終えるんだ・・・・・悔いはない。









それじゃあ、おやすみ僕。










晴「は!」

僕は目覚めた。見慣れた自分の家のベッドで・・・・体も何ひとつ消えていない。五体満足だ。

(夢・・だったんだ今までの全てが・・・)



僕は不思議な気持ちになった。
死んでいなくて良かったという気持ち
ドッペルは嘘の竜だったということ。
僕は小さな声で呟くように言った。


晴「ドッペル、この声が聞こえて居るなら返事して・・・」

当然居る筈もない。と僕が思ってたその時、


『ん?・・なんか呼んだ?』


ドッペルの声だ、間違いない
信じられないが必ず居る。
僕はすっと立ち上がると辺りを見回した
すると自分の影の形が違う。
うっすらと竜にも見える形がドッペルだとすぐにわかった。

ド『あれ?バレちゃった♪』

ドッペルはそう言うと影から姿を現した。

ド『いやぁ、ボクのことが見えて声が聞こえて触れておまけに味わえるだなんて溶かしちゃったらもったいないじゃん♪』
晴「ドッペル、どうしてここに・・・」
ド『え〜と、キミをまた食べたいのと、あと一緒に居たい・・・からかな?』
晴「何故僕の影から出て来たの?」
ド『ボクは影竜だよ♪一度呑み込んだ人の影なら自由に入れるんだ♪』
晴「なるほど・・・」
ド『と言う事なので〜♪ジュルリ』
晴「ま、まさか」
ド『いただきま〜す♪』





バクン。



食べられた。けど今は幸せだ。
またドッペルに会えるなんて思っていなかったから。
僕の影には竜が居る。
どんな形でも・・・・ね!






ド『美味しいっ♪』

END


ついに終わりました〜♪
観覧ありがとうございます!
次の小説では自分を出そうと思っています!
ぜひこれからもよろしくお願いします!
ドッペル『ジュルリ♪つまりそれは食べてくださいって事だよね〜♪』
三日月「え、そんな事言ってないって!うぅ・・逃げろっ!!」
<2012/09/27 19:41 三日月の真実>
消しゴム
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