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ギルド − 旧・小説投稿所A

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ギルド

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作者のケイイチです。本編始める前に謝罪です。今回の捕食者ジュローダーを、勘違いしてシュローダーと書いていました。本当に申し訳ない。。゚(゚´Д`゚)゚。……では&#8681;から本編ですw









「何するつもりですか……ジュローダーさん?」
僕は自分でも何をされるのか理解出来ているのに、そんな質問をした。気休めにしては粗末な質問だった。
「あなたを食べることに決まってるじゃない。人間なんて、見るのも食べるのも初めてだから」
彼女は初め見せた優しい笑顔で僕の質問を返した。
……嫌だ、まだ死にたくない。このまま喰われて死ぬなんてまっぴらごめんだ。声を上げようにも、恐怖で声もあげれない。必死にツルをほどこうとも、締め付けられる力が強まるばかりで、より苦しくなる。
「……こ…ここのギルドのメンバーを殺しても良いのか?マスターに君はギルドの一員だと言ってくれたぞ」
僕がそういうとジュローダーは溜め息混じりに
「ギルドの一員にあんな冷たい視線で見られるあなたがギルドの一員なの。」
「なんで、あんな視線を向けられるんよ?僕は何もしてないのに」
事実そうだった。僕は何もしていない、ただフタチマルに助けられ、ここで仕事をしろとしか言われていないし、何も悪さしていない
「簡単よ。他の人間達がポケモン達にひどい事したからよ。あなたは何もしてなくても人間=悪の方程式が成り立っているの」
理不尽な……しかし反論出来ない。彼女が言っていることは間違えてはいない。僕は黙り込んでしまった。
「おしゃべりも良いけど、そろそろ良いかしら?」
ベロンと僕の顔を舐め上げる
「うわっ、……」
体ががたつき、表情が恐怖の二文字に支配されるのが、自分でわかる
その表情をジュローダーは喜んで見ている。捕食者にとって、獲物の悲痛な叫びや、恐怖でいっぱいになった表情は、なによりも楽しい物なのだろう。そのあと、目の前にはグパァと大きく開かれた口があった。涎が光に反射して不気味に光っている。



………バクン!!!
僕はあっさり体の半分を口内に入れられ、抵抗すら、ろくに出来ない。
足をばたつかせてはいるものの、ゆっくり、じわじわと体が呑み込まれていく。僕はゆっくりジュローダーの胃へと滑り落ちていくそして、完全に体が呑み込まれた。
「ふう、結構大きいのね。1人でお腹いっぱいになっちゃった。」ジュローダーは優しく自分のお腹をさすりながらそう言った。
僕は酸素の少ない胃の中で、意識がだんだん薄れて、そのまま…………



















「おーい、大丈夫かい?意識はしっかりしてる?」
目の前には恩人のフタチマルがいた。……どうやら、僕はあの後吐き出されたらしい。髪が少し、ジュローダーの唾液やら体液やらで濡れている。
「ああ、うん。大丈夫。」
起き上がってフタチマルに大丈夫だと合図しようとしたら、そこには恩人と恐ろしい捕食者が笑顔で僕を見ていた



<2012/09/24 03:46 ケイイチ>消しゴム
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