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ギルド − 旧・小説投稿所A

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ギルド

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 「……ここは?」
気がつくと僕は見知らぬベッドの上に寝ていた。気を失う前は確か……
 「おや、意識を取り戻したみたいだね。体調の方は大丈夫?」
「ああ、はい、大丈夫です……ええ!?ポケモンが喋った。」
僕が返事した相手はフタチマルと言われるポケモンだった。今なぜコイツが喋っているのか不思議でたまらない。
「喋っちゃいけないような言い方だね。全く、命の恩人に対してそれは無いんじゃないかな?」
フタチマルは呆れたと言わんばかりにため息をする仕草を見せた。恩ポケだろと突っ込みたかったが、ここに居ることは、コイツの言っていることは間違いでは無いのだろう。
「助けてくれてありがとう。……その……喋るポケモンなんて初めて見たものだから、すいません」
「森の真ん中で気を失うなんて、自分を食べてくださいって言ってるようなもんだよ。」
……思い出した。あそこで何かに襲われたんだ。そして、強く叩きつけられたんだ。
「僕以外に誰か居ませんでしたか?」
「はあ?……まあ、誰もいなかったけど」
フタチマルは首を横にふりながらそう言った。
確か僕は3人ぐらいで森の中にいたはずだ。目的は忘れてしまった。でも、僕しか居ないと言うことは2人ともそう思うと寒気がしてきた。
「…あの、ここはどこなんですか?」
「ここ?ここはギルドの医務室だよ。」
「ギルド?」
「ギルドも知らないんだ。まあ、人間なら知らなくても無理ないか。簡単に言うと依頼を受けて、依頼を遂行させる組織だよ。物を運搬する依頼だったり、護衛だったりと、種類は様々だけどね」
「そんなことまでするんだ。まるで人間みたいだ」
それが素直な感想だった。少なくとも僕の知るポケモンとは全然違う。
人間以外は、喰う喰われるの世界でその場しのぎの生活をしているものだと思っていた。しかし、今話を聞いただけでも、人間と同じ事をやってのけている。
「体調も良いみたいだし、マスターの所にでも行ったらどう?いろいろ聞いてもらえるかもね。……それと、君の寿命が延びるはずだよ。」
フタチマルは何か意味ありげにそう言った。答えは聞いても返してくれない。寿命が延びる?理解出来ない。
「その、マスターってのはどこに居るの?」
「ここを出て右に曲がった所にある階段を上った所に居るよ」
「えと、フタチマルさん。」
「何?」
「助けてくれてありがとう」
そう言ったあと、僕は恩ポケがいる医務室を後にした。






はい、始まりましたね。頑張って書いたつもりです。ここをこうすればもっと良いのにとかあったら遠慮せずコメントください。
書き方のアドバイスがかなりほしい(´・ω・`)
<2012/09/23 18:49 ケイイチ>
消しゴム
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