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昨日のニュースによると、この山に戦闘機が1機墜落したものの、パイロットどころか戦闘機そのものが見つかっていないそうだ。現在も捜索が続いているものの、何も手がかりはみつからないようだ。

・・・それもそのはず、墜落したのは戦闘機ではなくラティアスorラティオスなのだ。
そう、ファウストは彼(彼女)を探しだし、救出することで二匹が人間の手に渡るのを阻止しようと思ったのである。
まあ、もうこの山には居ない可能性もあるけど。


(見つかったら人を呼ばれてしまう。見つからないように慎重にいこう。)

草木の多いこの山は、少し薄暗いため、俺の背中の毛の色は、良いカモフラージュになる。ただ、背中から炎を出した場合、俺の火力だと確実に山火事になっちまう。くれぐれも怒らないようにしよう。





音をたてずに進むファウスト。

？？？「あ〜あ、見つかんないんだったら、捜させなくていいんじゃねーの？」

(人・・・!)

俺はすぐ近くにあった、岩の後ろに隠れた。

捜査員A「あ、あれは！？」

嘘だろ！？俺が見つかる訳・・・

捜査員B「うおー！すげぇ！あんなところにラグラージがいるぞ！」

捜査員A・B「捕まえてやる！」

なんだ俺じゃないのか。

サッサッサッ・・・

グチャァ・・・

捜査員A「ん？」

捜査員B「ひいぃぃぃぃぃっ！？」

捜査員×2は地面に足が沈んでいる。

捜査員A「くそっ！足が抜けない！？」

捜査員B「こ・・・これ底無し沼だ！」

捜査員A「てことは俺達このまま死ぬだけか。そうかそうか。」

捜査員B「馬鹿野郎!!死んでたまるかぁっ！」


捜査員×2はズブズブと沈んでいき、みえなくなった。



ドブッと鈍い音と共にラグラージが沼から出現。


ラグラージ「んめぇ♪」


ゴキュッ・・・ムグムグ・・・



ファウスト「あのー・・・。」

ラグラージ「おっ、獲物発見♪」

無視。

ファウスト「ラティのどっちか知らない？」

ラグラージのハイドロポンプ！


・・・を軽くうけながし、

ファウスト「ラティのどっちか(ry」

ラグラージ「うおぉぉぉっ！」

ハイドロカノン打ってきた。

俺はそれを飲む。生臭いorz

ラグラージは反動でうごけない！

ファウスト「安心しろ。攻撃したりしないから。」

ラグラージ「ひいぃぃぃ！？」

ラグラージは倒れた！



・・・沼の中で。

ファウスト「ちょいまてえぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ！？」

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