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英雄は極悪人となった − 旧・小説投稿所A

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英雄は極悪人となった
− 排除=我が血肉 −
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『見〜つけた、シザリガー!』
私は狂喜に満ちた目でシザリガーを見つめた。
『なっ、どうしたんですか、リーダー?』
シザリガーは何も知らないふりをしているのだろうか?しかし、それにしては動揺し過ぎだ。私が来ることぐらい予想できるはずたろう。
まぁ、それは関係無いな。怪しいのなら消すのが一番だ。
『我が血肉となるが良い。クククク』
私は剣を抜くと、シザリガーに投げた。
ズシャッ・・・ザァァア・・・ボトッ
『・・・えっ?あぁぁぁあ!リーダー、何をするんですか!?俺の右腕がぁぁあ!』
シザリガーの右腕は投げた剣で胴体から切りはなされていた。そして、切られた部分からは血が凄い勢いで、噴出されている。
『・・・クククク、痛いか?貴様は、仲間を裏切り殺した、裏切り野郎なんだろ?』
『違っ・・・あぁぁぁあ!?』
私はもう一本の剣を抜くと、シザリガーの左腕を切り落とした。右側同様、血が勢い良く噴出されている。
なんて、美しいんだ。
レロッ・・・
剣に付いたシザリガーの血を舐めると、快感が込み上げた。
『クククク、シザリガーよ。お前が裏切っていようといまいと、私はどうでも良くなった』
『・・・うっ、やめ、リーダー』
シザリガーはその場でバランスを崩して倒れている。両腕を失った彼には、立つ等不可能だろう。
『貴様のその、絶望、恐怖で歪みに満ちた顔で、私を喜ばせてくれ・・・クククク』
ズシャッ・・・
剣を降り下ろし、シザリガーの右側の太い足と細い足二本を切り裂いた。血が溢れ出す。
こいつの血はどうしてこんなにも紅く、鮮やかなんだ。
『・・・リーダー・・・助け』
シザリガーは声を出せずに居た。これからが楽しくなると言うのに、死んでしまうのか?
『我が応じに答え、彼の者、シザリガーの怪我を癒したまえ』
眩い光にシザリガーが包まれたかと思うと、足、腕が胴体にくっついていた。否、再生したのだろう。切り裂いた腕と足は残っている。
『ありがとうござ・・・えっ?ぎゃあぁぁあ!?』
再び私はシザリガーの腕を切り裂いた。
『クククク、私が助けると思ったか!助かるという希望を持ったか!フハハハ、笑わせるなよ、裏切り野郎がぁ!』
グサッ・・・
シザリガーの体に意図も簡単に穴が空いた。足がピクリッと動いたと思うと、それから少しも動かなくなった。
『楽しませてもらったぞ、シザリガーよ。貴様が死のうと、私の役にたったのには変わらない。礼を言うぞ』
私はシザリガーに喰らいついた。私の鋭い牙の前には、シザリガーの甲羅等ただの紙同然だった。
『クククク、フハハハ!』
私は狂喜に満ちた笑みを浮かべた。なんて、楽しいことなんだ。恐怖、絶望というものは、私に快楽を与えた。
『足りない・・・』
その時、扉が音を立て、開いた。そして、誰かが入って来たようだ。雑魚なら、楽しむとするか・・・クククク


さぁ、シザリガーが本当に裏切り者だと思いますか、皆さん!
本来、気づかれれば、どうなるかは分かっていたはず。なら、絶望することなど、恐怖に顔を歪ませることも無い筈です。
なら、裏切り者は誰か!
仲間の首には噛みちぎられたような傷・・・
そして、【シザ】という名前のヒント・・・
もう、分かる筈。本当の裏切り者が誰なのか・・・
『貴様が裏切り者だったのか。クククク』
<2012/09/23 23:16 ヘリオス>
消しゴム
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