---

『＊＊＊の森が一夜にして、突然と姿を消した･･･か』

僕は新聞を読んでいた。何故って、気になるからだ。

『ランクルスさん、僕達は･･･』
『一緒に行こう♪清鈴村に･･･そこで、村を取り戻すんだよ』

パキアの子供四人と、ポッチャマ･･･僕の率いた部隊のエスパータイプの子達、パキアの部隊の子達。そして、数体の部隊リーダーとその家族。それらは住みかを失った。なら、新しく作れば良いじゃないか。










『よーし、それじゃ、皆で村の復興をしよう！』
『何、お前がしきってんだよ』
『良いじゃん。それに、君の命･･･誰が助けたの？』

彼はオノノクス。パキアもギリギリ急所を外してくれたようで、どうにか助けられた。

『ほら、オノノクスよぉ、お前も手伝え』
『なっ！？始めるの早くねぇか？』
『お前が遅いだけだろ。なぁ、ランクルス』
『そうだね』

三時間もしないうちに、家が一軒また一軒と出来上がる。とても綺麗とは言えないけれど、住めるのだから贅沢は言わない。

『あと、どれぐらい？』
『夜までやればどうにか終わると思うぜ』
『･･･それじゃ、夕飯作るから、手伝って！』

新しく作られる村には、既に活気に溢れていた。
笑い声が沢山･･･組織でいたときには、こんなに楽しい時間は無かった。

『今日は、木の実たっぷりハンバーグだよ！』
『キノコじゃねぇのかよ』
『キノコなんてありませーん！』
『ふっ、なんだよおかしいだろ』
『仕方ないな、これならどうだ！』

僕はキノコを出した。

『それって･･･木の実をキノコの形にしただけだろ！』
『アハハハ、ばれちゃった』

こんな日々、なんで今まで捨ててきたんだろう？

『それでは、皆･･･休憩しよう！』

---