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英雄は極悪人となった − 旧・小説投稿所A

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英雄は極悪人となった
− 空間を司りし −
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『ぁぁあぁあ!』

パキアの苦しみの声が聞こえる。
それもそうだろう。体が内側から破壊されていく苦しみなんて、想像を絶する。

『ランクルスさん、戻って!お父さんが!』
『駄目だよ。それに、お父さんなんてとっくの昔に死んでるんだよ』

『ぁぁぁあぁぁあ!』

アジトにパキアの声が響く。痛みによる苦しみ、別れによる悲しみ、一体、パキアはどんな気持ち何だろうか?
自分の真実の姿なんて、知っていたはず。それなのに、彼はどんな気持ちで生きてきたんだろう?
パキア・・・空間を司る神、パルキア、君は、ダイケンキに何を与えたかったの?
苦しみ?悲しみ?それとも、幸せ?
僕の頭の中に大量の考えが渦巻く。

『門よ、開きたまえ!我はランクルス。扉の守護者なり。全ての扉を開きたまえ』

『ぁぁあ!・・・』

扉が開かれると同時に、パキアの声が途切れた。
バイバイ、パキア。君は良く生きてきたよ。一回、死んだ君は、神により生き返らせられた。否、牲とされたんだっけ?神がこの世界に居るための。
だけど、ダイケンキの体がもう持たなくなっちゃったんだよね。肉体的、精神的にも、君は・・・どうするの?この子達は、どうするの?
いかないでよ・・・さびしいよ。

『亜空切断』

僕等が出た、アジト内に声が響く。それは大きな悲しみに囚われているような、小さな声。
しかし、心には大きく聞こえる声。どんな思いで、神は・・・彼は・・・ダイケンキは、生きていたのかな?


もしかしたら終わり?
な訳無いです!
<2012/10/07 17:41 ヘリオス>
消しゴム
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