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『オノノクス、何でさ！親友の彼を･･･こんな』
『俺は命じられた！』

オノノクスは子供達の方へ向かっていく。
助けなきゃ！
でも、動きの遅い僕には･･･

ヒュンッ

『ぐはっ･･･俺は、一体？』

バタッ･･･

オノノクスは力無く倒れた。
何が･･･壁を見ると、剣が･･･パキアの剣が！

『うっ、ランクルス･･･』
『父さん！』
『パパ！』

パキアは何かを言おうとしている。

『私から･･･我から･･･離れろ！』
『我？･･･皆、パキアから離れて！急いで！』

皆はパキアから離れ･･･ようとは、しなかった。仕方ない。

『サイコキネシス！』
『ランクルスさん、何を！？』

僕はサイコキネシスで皆を強引に動かしながら、パキアから離れた。
お父さんと信じていた者の姿が･･･あんなものだと知ったら、どうなる！？
パキアの言っていた、子供達のお父さんを殺したのは自分。それは、間違い無いことだ。

『ごめんね、パキア』

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