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強者と弱者との立場 − 旧・小説投稿所A

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強者と弱者との立場
− 宿命のライバル −
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とある森で


ザ「はあ…はあ…」

荒々しい呼吸とともに急ぎ足で走っている一人の猫。何らかの理由が彼は急いでのらしい
色は白と赤で混ざり合っていて如何にふさふさしてそうな毛並み。赤い色に染まった鋭い目つき、ポケモンで言うと名前はザングース
何やら訳ありのようで先を急いでるようだ

ザ「やい、ハブネーク!さっさと出てこい!!」

ハ「……なんだ?俺さまを呼ぶ奴は」

急ブレーキをかけ、怪しげに思える森の大きく叫び声を出す
そうしてる間に草原からガサガサと音が聞こえた。そこから姿を現したのは大きな蛇、というよりポケモンのハブネークであった。細長い舌を口元から何度か出していて機嫌が悪そうだった

ハ「なんだ?ザングースが俺に何の用だ?」

ザ「とぼけるな!お前また俺たちの住処を襲ったそうだな、これで何回目と思ってるんだ!?」

ハ「ああ、もしかして先週食ったピカチュウのことか?あいつはなかなか旨かったぜ…抵抗して食うのが大変だったがな」

ザ「それだけじゃない!以前はブイゼルを食べてこの前はポッチャマを食い、その前はまだ幼いニューラを食べて……もういい加減にしろ!いったい何匹を犠牲にしたら気が済むんだ!?」

ハ「さあな?何匹を犠牲にしようが俺の知ったこっちゃねえ…俺から見ればお前たちが餌に見えるのさ」

悪気がないようなしゃべり方でザングースを見下ろし、馬鹿にするかのようにケタケタと笑う
このハブネークはと言うと、ザングースの暮らしてる住処とは遠い場所で暮らしており、お腹がすいた時にハブネークはポケモンたちがいる住処に無断に侵入して獲物であるポケモンを食べに来るのだ
住んでいるポケモンたちはハブネークの悪意な行為が分かってはいるか、ハブネークに戦える強いポケモンがいない為、逃げ隠れすることしかできずにいる状況だ
だがザングースはハブネークのやってることに我慢ができず、退治にやってきたと言う訳だ

ハ「お前も旨そうだな?わざわざ来てくれたからには俺の餌にくれねえか?」

ザ「…!」

その言葉を聞いた瞬間、自分の身に危険を察知した

まるで蛇に見込まれた蛙のように威圧されていて体が微かに震えた。ハブネークの口が開き出した、獲物を丸飲みすることができる蛇の口からは涎がだらだらと垂れて口内からいくつか糸を引いていた

ザ「これ以上お前の好きにはさせない!俺がやっつけてやる!!」

ズシャッ!!

体の感覚を取り戻し、我に帰るとハブネークに向かって飛びかかった
赤く染まった鋭い爪を胴体に向けて突き刺した。が、ハブネークは平然としていた

ハ「こんなの痛くもかゆくもねえぞ?」

ザ「く、くそ!!」

挑発に動揺するも、力任せにハブネークの顔に爪を振った
だがその瞬間ハブネークの姿が消えた
どこに行ったのかと思いこみ、辺りをキョロキョロ伺った

ハ「動くのが遅いな…これじゃあ相手にもならないぜ」

ザ「な!?」

背後にいたことに気づかず、気づいた頃には体が渦巻きのようにぐるぐると何かが絡みついた
ザングースは慌てて自分の体を見下ろしてみる。何とそれはハブネークの胴体だった、蛇の特有とも言える尻尾に捕まってしまったのだ

ザ「ぐ、まだまだ!」

ググッ…!!

ザ「グガアアアア!?」

何とかふりほどこうと抵抗を行うも巻きついていた胴体が締め付けてかかり、力をねじ伏せられてしまった
体中の骨がミシミシと悲鳴を出して、とても逃げられそうになかった
この哀れな獲物を捕らえたハブネークは楽しくてしょうがなかった

ハ「こうやって獲物を苦しませるのは実に楽しいな」

ザ「は、離せ」

ハ「まだ元気でいるか、こりゃ俺の腹の中にに入っても楽しめそうだ」

ザ「な、なんだと!?誰がお前なんかに食われるものか!」

ハ「強がっていられるのも今の内だぜ?」


グパアアァ…

ハ「あーん♪」

ザ「う、うわあああ!?」

鋭い目つきでザングースを睨みつけた後、目の前で口の渊をオープンさせ捕食者とも言える大口を開き出した
口から大きく悲鳴をあげたザングースは大口に圧倒され、今にも逃げようとするが胴体ががっちり抑えつけてるため、ザングースはその空間でもがくことしかできない
そして、ハブネークの一言は


ハ「それじゃあ、いただきます♪」




久しぶりな投稿;

まずは蛇の捕食です(キリ
<2012/09/03 22:34 スイト>
消しゴム
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