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キーンコーンカーンコーンーーーーーーーーーーーーー授業の予令が鳴り

一時間目が始まる

「総合…か」

オリエンテーションか何かするんだろう

「では今からここについて書かれてある紙を配る
心して読め。お前達人間二人は特にだ！」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
昨日の説明通りお昼はどうとかが書いてある

ただ気にかかるのは………授業についてだ

“授業中に不謹慎な態度をとったりすると…”

注意されるんだろ
なんでわざとらしく、……で納まってるんだよ

色々ツッコミながら読み進めてたら、先生が

「他に質問はあるか？」

すると、カシが

「はい、授業中に騒いだりすると、どうなるんですか？」

また……
当たり前のことをよく聞くなコイツは……

「喰われるぞ」

喰われる…か
そんなことをされるぐらいなら、まだ何度も注意され、廊下に立たされたりした方がマシ……

「消化されますか？」

「何故そんなことを聞く？……そうか喰われたいんだな？」

「はい！」


……
はいじゃないよ
目が輝いているが…
どこに興味抱いてんだあいつは……

今度からカシに話しかけられても、知らない人のフリをしようと誓う

一時間目が過ぎて二時間目、三時間目、四時間目……

そして弁当の時間帯……
教室はほとんどの竜が狩りに出掛けたらしく、静まり返っていた


俺は鞄から弁当を引っ張り出し、カシの元へと行k……やっぱりやめた

一緒に弁当食べようかと思ってたら居なかった

「……仕方ない」

自分の机に戻ろうとすると

タタタタッ…
ガララッバタンッ！…

「はあっはあっは、早く逃げないと！」

俺達と同じくらいの少年が一人
何かから逃げているようだった


「ちょっ、どうした！」

「うわっ！ここにm」
……
「あ…良かった、人だった……」

「何があったんだ？逃げているようだったけど…」


「クラスメートからだよ」
「クラスメート？」

何か単なる遊びにしか聞こえないが、あの必死さは違うよな…

「君は…逃げないのか？」
「え？」

「竜の狩りからだよ」

「？？？」

「知らないのか？ここでは弁当の時間帯だけ生徒にも捕食、あるいは被食だけ許されてるんだ」

「……!!」

「まあつまり、僕たち人間もこの時間帯、狩りの対象になるわけだ」

そうか…
カシは狩られてしまったのか…

「まあ死ぬことは無いけど……蘇生されるし
けど誰だって喰われるのは嫌だろ？
それだけじゃないんだ
喰われた奴はどんどん心も喰われて行くし……
体力も削られて行き
最終的には…







……喰い殺される
自ら願い志願することになる…
これは冗談でも何でもない！」

「んなっ……バカな…」

「今までに…少なくとも…俺の友達はそうなった…
自分から志願して……………喰われた」

「この学校から解放されるのは…？」

「……それは…自殺するか…卒業するかだ
自殺しても最低魂はたすかるだろう…卒業すれば生きて戻れる…けど」

「けど？」

「不可能に近い…ここでは…一万年耐えたら、卒業、出来る
年は変わらないから、老いて死ぬことはまず無い
だが一万年なんて、正気を保てる奴がいるか？

「……」

「図書館で調べてみたが…卒業者は今までに一人もいないらしい」

「…一万年…か」

「まあそういうことだ…気を付けろよ……じゃ」

「じゃあな…」

教室はまた静まり返った
休み時間はとうに過ぎ、竜たちは昼飯を済ませて帰ってきたようだ…

カシはいなかった…

掃除の時間に戻ってきた…疲れたような顔をしていたが相変わらず生き生きしていた………うん、

多分カシは心配要らないｗ

被食フェチって凄いね… ある意味偉大さを感じるよ





帰り

カシと一緒に帰っていた

「昼休みさ…お前どこ行ってた？」

「スーに狩られた」

やっぱりか


「とても気持ち良k」
「ああ〜分かった分かった」

「またスルーされた（悲）」

「じゃあ俺こっちだから…頑張れよ」

「何を？」

「いや…何でもない……じゃな」

「……？じゃ、じゃあね…」





〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜帰宅


ガチャンバタンッ…

「ただいま…」

「ああ…お帰り」

アズとバールが帰っていた他は……まだ帰っていないようだ…

気晴らしに少しゲームでもしようか…

俺はファ○コンで時間を潰すことにした



ﾊｱｰ…


俺は小さくため息をついた


いと恐ろし

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