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魔女達の晩餐 − 旧・小説投稿所A
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魔女達の晩餐

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フローラがライルに食らいつくと同時にトレゾアは次の獲物に視線を移した

「さて、最後だな…♪」

最後の獲物、それはソーマだった
ソーマは冷たい床の感触と聞こえてきた悲鳴に戦慄いていた
普通なら他にいた子供同様、泣き叫んでいたところだが彼は違った
親代わりであるフローラの存在が彼を宥めていたのである

ソーマの目隠しが解かれる
視界に飛び込んできたのはフローラではなく、舌なめずりをする金竜の顔だった

「あっ…」

思わず声を漏らした
以前彼はトレゾアに食われた事があった
今はその時の記憶を思い出しているようだ

「またお前を食えるとはな…♪」


…ぐぱぁ……


ソーマの目の前に大口が開かれる
三人も胃袋に収めたというのに唾液はまだ大量に分泌されていた
ぐちゅぐちゅと舌が忙しく動き、唾液を掻き回していた

「どうだ?」

「……///」

妖艶な声を響かせ、ソーマを誘う
食われた時以来ソーマは密かに被食側として目覚め始めていた
けれどもライルとは違い、彼はその事に羞恥心を抱いていた
その証拠に頬を赤らめながらトレゾアから視線を外し、地下室の壁を見つめた

「ん?フフフ…」

もちろんトレゾアには分かっていた
フローラと同様に読心術を使えるのだから

口を閉じるとソーマを両手で掬い上げるように抱き上げた
緊張しているのか、ソーマは引き攣り気味の顔でトレゾアを見上げた

「まだ未完成という感じだな?
フローラの代わりに私が調教してやる…♪」

ニヤリと笑うトレゾアの口元から巨大な舌が顔を覗かせた
ポタポタと唾液を滴らせながら、ソーマに肉薄する


ベロォォ……


ソーマの視界をピンク色の肉が覆う
舌はぶよぶよと柔らかい感触を伝えながら、ゆっくりと彼の体を這っていく
ニチャニチャと水音が鳴り響き、ソーマの体には唾液が塗りたくられていった

たった一舐め
それだけで彼の体には大量の唾液が絡み、舌との間に無数の銀線を引いていた
生暖かい唾液の感触にソーマは小さな喘ぎ声を零した

「やっぱり美味いな…♪」

その喘ぎと味にトレゾアはまたニヤリと不適な笑みを浮かべた
またソーマの体に勢いよく舌が肉薄する


ベロォ、ジュルッ…グチュッ…レロォ…


舐めは激しさを増し、執拗にソーマを舐め回した
ベッタリと唾液を塗られた体の上で舌は躍動し 、所々に気泡が立っていた
それでも舌は動きを止めなかった

「うぅん…」

「おっと、やり過ぎたな…♪」

頭から爪先まで、ねっとりとした唾液に覆われたソーマ
脱力のあまり投げ出された四肢を含め体は、いつの間にか溜まっていた唾液の中に浸っていた
少し動けばニチャリと粘着質な音が鳴る程だった

「うぅ、気持ち悪い…///」

思わずそう零すソーマ
しかし何処か快感だと思う部分が彼にはあった
口内を見つめた時と同じ気持ちが再び彼を煽る
必死にその気持ちを隠そうとするが、彼の頬が更に赤く染まる
体は正直だった

「フフフ…まだ終わりではないぞ?」

ぐぱぁと再度大口が開かれた
ソーマの味に触発されたのか、先程よりも唾液の量が増していた
何本も不透明な唾液の柱が立っており、トレゾアが呼吸をする度にプルプルと震えていた

ゆっくりとソーマに大口が迫る
近づいてくる度に口内の様子がソーマの両目に鮮明に写し出された
蠢く舌、妖しく光る牙、獲物を待ち構え伸縮する喉…

そこからまた舌が彼に伸びていく
今度は彼を舐めずに脇腹に滑り込んだ

「んっ//」

擽ったさに身を捩るソーマ
舌は唾液溜まりの中に潜り込むとソーマの背後を通り、唾液ごと彼を掬い上げた
背中側から伝わる舌の感触を感じながらソーマはトレゾアを見上げた

「心配するな、お前は優しく食ってやる…♪」


…はぐっ♪


巨大な影がソーマを覆ったかと思えば、次の瞬間彼は竜の口内に収められていた
入る直前に白怜の血が付いた牙を見て密かにソーマは身震いをした

今のソーマは舌に巻かれている状態
顔と足だけが飛び出しており、胴体は舌に包まれていた
舌の拘束から抜け出そうと図るも、衝撃は全て吸収され、柔らかさの割にはしっかりと彼を拘束していた

「…うわっ!?」

突然舌の拘束が解かれた
大きくうねると、バタンと倒れるように本来の位置に戻った
絨毯の様な舌の上でソーマは四つん這いになり、少し動揺していた

「お前はこっちで可愛がってやる」

「え…っ!?」

また舌が大きくうねる
舌の上を転がされ、顔を上げれば巨大な牙が目前に聳え立っていた
先の尖った鋭利な牙にソーマは思わず後退りをした

けれども舌がその行為を妨げる
器用にも舌先がソーマを持ち上げ、牙と牙の間に落とした
仰向けに寝転がったソーマの両目には唾液を滴らせる口蓋と上顎に並んだ牙が写った

牙の圧倒的な迫力と恐怖にソーマは息を飲んだ

「いくぞ?」

その言葉と共に牙が動き出す
近づいてくる牙にソーマは目を瞑った

「ひゃいっ!///」

しかし牙はソーマに降り下ろされなかった
僅かに位置をずらしたようで、ソーマの右太腿のすぐ隣に下ろされた
唾液に濡れた牙のヌルリとした感触が足に伝わる
痛みを予想していたソーマにとっては予想外の出来事で、情けない声を漏らした

急いで両手で口を覆い、顔を紅潮させる
外ではトレゾアはその声を聞き、喉を鳴らして笑っていた
顔から火が出そうな感覚をソーマは味わった

「今度こそいくぞ?」

「え…あぅっ!」

また牙がゆっくりとソーマに迫る
そして柔らかい彼の肌に食い込んでいった
皮膚を突き破りはせず、感触を確かめるように食い込んでは歯形を残していった

「あっ…んぅっ…やっ!」

何度も軽い咀嚼が行われる
その度にソーマは喘ぎ、トレゾアを満足させていた
ソーマの味を含んだ唾液も増し、ジュルルッと音を立てては喉へと消えていった

「子供の肉は柔らかくて良いな…♪」


ベロォ……


「ひゃっ!//」

声がしたかと思えば彼の体をまた巨大な舌が這っていた
上下の牙はソーマを挟んだ状態で静止しており、またも逃げられない状態となっていた
咀嚼された時の痛みを和らげるかのように舌が歯形の上を滑る

「気持ち良いか?」

トレゾアが話しかけた時にはソーマは魅了されてしまったのか、蕩けた表情をしていた
酸素を貪る口元も緩み、甘い喘ぎ声を漏らしていた
答えは聞くまでもない

「フフフ…もっとやってやりたいが、中の連中が待っているからな
 帰ってからフローラに頼むと良い…♪」

調教完了、と呟くと彼を牙の拘束から解放した
そして天を仰ぎ、舌に傾斜をつける
唾液まみれのソーマは摩擦もなく奥へと滑っていった

ソーマを待ち構える喉は細かい粘液の糸を引きながら蠢いていた
柔軟性に優れた肉壁に彼の頭が呑み込む
一気に収縮してソーマに密着すると蠕動により更に奥へと引きずり込む

「おっと、そうだ」

腰まで呑み込まれた所で動きが止まり…

「誕生日おめでとう」


ごくりっ


一際強い圧迫を受け、ソーマは胃袋へと落ちた


最近不調…w
更新遅れてすみませんorz


<2012/05/03 21:19 どんぐり×セイル>
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