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桜舞う日に − 旧・小説投稿所A
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桜舞う日に
− 餌 −
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ネ「はあ‥何だか暇だわ」

ミ「そうね、結構盛り上がったしもうすぐで終わりかしら?」

ネ「ふう…それにしても」


グウゥ〜


スイトが美しきスイクンの胃袋に入ってから数時間が立った
辺りはすっかり静かになってお花見もいよいよ終盤となった
広いシートにはネージュとそのまた酔いが覚めたミレアの二人がおった
楽しそうにして会話を続けてると空腹の音が鳴り響き、二人は沈黙してしまった

ネ「…………………」

ミレア「あ、あたしじゃないわよ!?」

ネ「いえ、私だってことはわかってるわ…ちょうどお腹がすいたみたいね」

綺麗な水色のヘアーを振りかざしながらネージュはゆっくり立ち上がる
まだお花見に夢中となって盛り上がってる人々に視線を入れて、口元は緩めてジュルっと音を立てて舌なめずりをする。どうやら食う気満々らしい

ピカアァァン……

ミレア「ね、ネージュ」

人々「!?」

身体に光がまとった瞬間、みるみると水色の竜へと戻ったネージュは、こちらに視線を向けて固まってる人たちを瞳に映し出して再び舌なめずりをした

人々「わ、わああああああ!!」

ネ「んふ、私から逃げても無駄よ♪」

さっきまで楽しんでいた人々は危機感を覚え、前方に迫り来るネージュから急いで逃げ込んで行った。だが遠くへ逃げられても余裕な表情を見せる、竜と人間の差であろう
水色の翼でバサバサと羽ばたいていて逃げて行った人たちを高速で捕まえてしまった

人々「は、離せー!!」

ネ「逃げても無駄よ。私の為に夕食となってもらえない?」

人々「い、嫌だあああ!!」

パクッ…ゴクン…!パクッ…ゴクン…!!パクッ…ゴクリ♪

人々たちの悲願の声も届くはずもなく、たくさんの量の獲物を口に放り込み、一気に飲み下した
それを繰り返し続けるのでネージュの喉にはいくつのも膨らみが落ちて行った

ネ「はい、ごちそうさま♪」

周りにいる人たちは姿が消え、ネージュのお腹はまん丸と膨らんで優しくなでていた
辺りは静かになってミレアだけがぽつんと立っていった

ネ「さて、後はミレアを…」

ミレア「あ、あたしは食べてもおいしくないわよ!?」

ネ「ふふ、嘘よ♪」

ミレア「もう、驚かさないでよ!」

食われると言う危険に体を震わせる。だがそれが嘘だと怒って叫んでいた
同じ竜でも喰うことができるため、ネージュには造作もなかった

ネ「食べ終わったことだし、私は少し休むわ」

ミレア「え、ええ…分かったわ」

満腹感故にその場に仰向けとなってネージュは目を閉じてすやすやと寝息だけを聞かせていた
膨らんだお腹は時間と共に元にへと戻っていく、恐らく体内で消化が始まっているのだろう
そばで見守ってるミレアは呆然と見ることしかできなかったのである


めっちゃ久しぶりの小説投稿!

描写が適当だけど気にしない気にしない(-o-;)
<2012/10/16 22:36 スイト>
消しゴム
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