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研究所の大トカゲ − 旧・小説投稿所A
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研究所の大トカゲ
− 町を抜け出して −
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トカゲは、街の門を破壊し、外へと出た。
外の世界は、トカゲにとって、獲物の集う場所だった。
取りあえず、トカゲは、前方に見える山を目指して歩きだした。
トカゲは、その山を住処にしようと考えていた。
ゆっくり広大な草原を歩いていき、やがて山が見えた。
山には、昔に立てられたと思われる砦があった。
山によじ登り、その砦に住み着くことにした。
気づいたら、あたりは暗くなっており、太陽が沈みかけていた。
トカゲの次の獲物は、馬だった。
そこで、馬を探していたら、一匹の馬が草を食べているとこに遭遇した。
トカゲは、気づいていない馬の尻尾を見て、口を開いた。
馬は、後ろの気配に気づき、後ろを向いたが、もう遅かった。
少しずつ、馬は後ろの方から飲み込まれているのだった。
馬は
「ヒヒーンッ!」
と嘶き、後ろ足でトカゲを蹴ったりと抵抗した。
しかし、その抵抗も無駄だった。
トカゲは、全く動じず、馬を見つめていた。


<2012/05/19 19:04 エヴァンゲリオン弐号機>消しゴム
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