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研究所の大トカゲ − 旧・小説投稿所A

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研究所の大トカゲ
− 戦闘 −
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「はあっ…はあっ…何処にいるんだ…」
「見つからないわ…他を探したらどうかしら」
そう言いながら、研究員たちは逃げ出したトカゲを捜していた。
そのころトカゲは、街を歩いていた
自身の膨れた腹も元に戻っていた。
どうやら、もう子猫は消化されてしまったようだ。
その時、何処からともなく、この街の警察が、トカゲの前に姿を現した。
トカゲは、鋭い目でぎょろりと青い服の警官達を睨んだ。
警察官は、
「君には研究所に戻ってもらいたいんだ、すまないが捕獲させてもらうよ」
と言った。
「い、いたぞ!」
「あいつだ!」
とそこへ、いきなり研究員たちの声が聞こえた。
トカゲと警官たちは、声がした方を見た。
そこには、息を切らした研究員たちがいた。
「君たちは何だね?やじ馬ならさっさと立ち去ってくれ」
「やじ馬なんかじゃありません!私たちは、このトカゲを研究していたものです!」
「なんだって!」
トカゲは、その会話を暫くの間、聞いていた。
しかし、だんだんと耳触りになってきたのか、トカゲは暴れ出した。
「うわっ、トカゲが暴れ出した!みんな気をつけろ!」
トカゲは、そばにあった消火器を咥え、警官たちに投げつけた。
「うわあああっ!」
そこにいたほとんどの人間は気絶し、残った研究員はトカゲをほったらかしにして逃げてしまった。



今回は会話だらけになってしまいました。
でも戦闘シーンだから仕方ないのかな。
それと、今回は、トカゲ君には大いに活躍してもらいました。
<2012/05/19 14:56 エヴァンゲリオン弐号機>
消しゴム
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