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【保】神々の戯れ〜散々な海外旅行〜 − 旧・小説投稿所A

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【保】神々の戯れ〜散々な海外旅行〜

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「オイ、いつになったら着くんだ?」

「……ゴメン、道に迷った」

ヨーロッパの某国の森の中。
そんな場所に何故か月夜兎と水神がいた。
ちなみに二匹は人間に化けている状態だ。

「やっぱり道に迷ったんじゃないか!」

月夜兎は水神に文句をつけた。
そもそも何故この二匹がヨーロッパにいるのかというと、水神が母の故郷に帰省することになったのが発端だった。
ふと水神は月夜兎が一度も海外に行ったことがなかったことを思い出し、月夜兎のことを誘ったのだ。
さらに水神は月夜兎に楽しんでもらおうと思い、ちょっと観光してから母の故郷に向かうことにした。
かくして水神は月夜兎を背に乗せ、母親たちとは別行動でヨーロッパ某国の海岸の森に降り立ったまではよかったのだが……。

「うう……、空からだと分かるのに」

「空路と陸路を一緒に考えてたのかよ」

水神の見通しが甘かったために、こうして道に迷ってしまったわけだ。

「もういい、観光は諦めるよ。水神のお母さんの故郷に直行しよう」

「ええ?でも月夜兎のために色んなプランたてたのに……」

「だからもういいって言ってるだろ!」

散々歩かされたせいか、月夜兎は少々乱暴な口調になってしまう。

「そんな言い方しなくてもいいじゃないか!私これでも月夜兎に楽しんでもらおうと色々考えたんだぞ!月夜兎の分からず屋!」

一方の水神も月夜兎の突き放すような言い方が自分の努力にケチをつけたように感じ、つい心無い言葉を発してしまった。
こうなってしまうとある意味子供っぽい二匹は止まらなくなる。

「分からず屋とは何だ!?この能天気!」

「能天気!?よくも言ったな!」

こうして二匹は大喧嘩を始めてしまった。


<2011/12/05 23:10 とんこつ>消しゴム
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