Gポイントポイ活 Amazon Yahoo 楽天

無料ホームページ 楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] 海外格安航空券 海外旅行保険が無料!

rain tears -心の涙- − 旧・小説投稿所A

RSS | 感想 | TOP
rain tears -心の涙-
− 戦友 −
|<< < 14 / 26 >>|

私と同じような黒法衣に身を包み、金髪が良く映える。

その紅玉のような瞳は相変わらずだ。

「同期だろう。そんな呼び方するな」

彼女とは魔術教習所での同期だった。

年齢は知らない。私も教えてはいない。

「ソーマ。少し外してくれ」

私はソーマの額に指を添え、魔術を発動する。

意識を奪い、瞬時に昏倒させる。

ソーマが机に伏せるように眠りにつく。

「伴侶でも見つけたのか?」

「いや……成り行きだな」

「奇遇だな。私も似たような歳の子供を飼っている」

「飼っているって……ふふっ、姐さんらしい」

彼女は私の唯一の気の許せる人物。

そして、過去の惨劇を全て知っており、良き理解者でもある。

「もう……大丈夫なのか? フローラ」

「……その名は止してくれ。それは愚者の作品≠フ時の名だ。もう捨てた」

過去を振り切れてはいない。

多分……まだ、引き摺っているのだろう。

あえてそこは答えなかった。

姐さんに余計な心配をかける必要はないからな。






この設定はこの作品での設定なので
公式ではありませんので
<2011/09/11 20:49 セイル>
消しゴム
|<< < 14 / 26 >>|

TOP | 感想 | RSS
まろやか投稿小説すまーと Ver1.00b