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翌日下校時

リオルはこれから自分の身に起きる悲劇を知るよしもなく普段どうりに下校していた。


* * *

〜襲撃ポイント〜

見張り「長老、やつです。来ました。」

長老「うむ、行け。」

見張り「了解。」

見張りはわざとリオルの通る道に姿を現す。

長老「皆、配置につくのじゃ。」

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「了解」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

長老、見張り含め総勢３０体ものカクレオンが周りの茂みに身を隠す。


* * *


何も知らず能天気に鼻歌まで歌いながら襲撃ポイントに現れたリオル。

リオル「うっ…カクレオン……」

これから行く先に先程の見張りカクレオンがいた。

リオル「う……大丈夫だよね…………」

警戒しながらも敢えて堂々とカクレオンの正面を気付かないふりして通り過ぎようとした………が、これが間違いだった。

シュルシュル…………

リオル「！」

カクレオン特有の長い舌が唾液を滴らせながら襲ってきた。しかしリオルは難なく後方宙返りで避け、着地した………までは良かったが…

ガシッ

リオル「！？」

何者かに両脇をつかまれ動けない。それにこの形の手は………まさか？
リオルが上を向いたときには手遅れだった。

パクッ

リオル「んぐっ！？＃＊※□×￥」

顔がカクレオンの口内に入れられた。顔には口内の肉がへばりつき舌で舐めまわされる。一瞬で唾液でベトベトになった。

リオル「やべｄ！？」

突如身体がふわっと浮いた感じがした。そして……

ゴクッ…ゴクッ…

リオルの身体は徐々に呑み込まれていき数回の呑み込みで身体は完全にカクレオンの胃袋へと消えた。




狭すぎる肉洞に圧迫されたがすぐにほんの少しだけ広いとこに落ちた。そこは肉壁が絶えず動き粘液がグチョグチョと音をたてていた。

リオル「うう…食われた……てことは胃袋…」

気持ち悪かった。それに狭かった。肉壁が身体にまとわりつき粘液がすりこまれる。それに臭かった。

リオル「消化されるのかな……」

リオルは絶望していた。ここは決して脱獄不可能な肉の牢獄。望みはなかった。
しかし２分もすると肉壁が動き始めた。肉壁が自分を押し上げている…？

ググ…ガバァ…

リオル「うわっ！」

地面に粘液共々盛大に吐き出される。

リオル「うう…………！！」

リオルが吐き出されたのを合図に総勢３０体ものカクレオンが周りに集まってきた。

リオル「何なんだ……お前ら……」

長老「罰はしっかと受けてもらうぞリオル」

リオル「俺が何をｓ……そうかお前らあいつらのとこのグループか！」

長老「そうじゃ。では罰を受けてもらうぞ。やれ」

リオル「何をｙうわぁぁぁやめてくれぇぇぇぇ！！」

リオルの悲鳴が茂みにこだまする。

リオルは今無数の長い舌に巻きつかれ唾液を塗りたくられていた。
ある舌は顔にまとわりつき唾液を塗りたくる。
ある舌は腹に、またある舌は手、足、と…
猛烈な舌攻めが２時間は続いただろうか？最後にまた顔をくわえこまれ口内で舐めまわされてから吐き出された。リオルはくたくたになり彼の周りには粘液が海を作っていた。

しかし悲劇は続く…

長老「１人当たり１０分でな♪」

リオルに舌が巻きつき丸呑みにされる。胃袋の中では肉壁が彼を拷問するかのように激しく揉みプレスする。１０分経つと吐き出され次のやつに舌で巻かれ丸呑みされ、胃袋では肉壁の拷問をされる。こんなことを延々とやられた。

10×30=300分=5時間

5時間後

そこにはリオルというより粘液塊があった。

長老「これでよい………皆よくやった。引き揚げじゃ」

リオル「………………」

これでカクレオンたちの復讐が終わりリオルの悲劇も終わりを告げた。


これ以来リオルは決して他人をいじめず、カクレオンの５ｍ以内には近寄らなくなったそうだ。

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