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竜の恋路を邪魔する者は喰われてしまえ - 旧・小説投稿所A
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竜の恋路を邪魔する者は喰われてしまえ
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◎夕方
「ただいま戻りました。……セピア様?」
両手いっぱいの紙袋を持ったオーロラが洞窟に戻ってきたとき、セピアたちの姿は見あたらなかった。
どうやらまだ戻ってきてないらしい。
仕方がないのでオーロラは紙袋を地面に置く。
「……誰かがこっちに来る」
何者かが、それも複数の気配が近付いてくるのをオーロラは察知した。
もしもセピアたちならば空からやってくるはず。
オーロラは念のために岩陰に隠れた。
そうしないうちにやってきた者たちの正体を拝むことが出来た。
「人だわ」
やってきたのは複数の人間たちだった。
あの格好はハンターのように見えるけど、普通のハンターにしては持っている武器が大仰すぎる気がする。
先頭にいる男にいたっては身の丈ほどはあろうかという大剣を担いでるし……。
ハンターらしき集団はしばらく辺りをウロウロしていたが、そのうちオーロラが隠れている洞窟の入り口に向かってきた。
どうしよう、今更移動は出来ないし、かといってここにいたら見つかるし。
オーロラは必死で考えを巡らせるが思い浮かばない。
そして
「あっ」
ハンターらしき男の一人に見つかった。
「き、君!こんなところで何をやっているんだ?ここは恐ろしいドラゴンが住まう洞窟だぞ!」
「いや、その……」
「民間人を引き連れて戦うのはちょっとキツいな」
「アッシュさん、ここは一旦退いて立て直した方がいいんじゃ?」
「私もそれに同意見だわ」
「そうだな。よし、今日は退こう」
オーロラをそっちのけで話し合うハンターたち。
こっそりとオーロラはハンターたちから距離を置こうとしたが。
「それにしても古めかしい格好だ。もしや生け贄!?」
あるハンターの勝手な勘違いにより再びオーロラに熱い視線が向けられるようになってしまいました。
失敬な!これは由緒正しき召還士の正装だぞ!
「なるほど。もうご安心ください。我々はドラゴンハンターです。あなたの身の安全は確保されました」
「違う。私はその、ドラゴンと夫婦なんです」
「生け贄さん、もう大丈夫です。ドラゴンと夫婦になる必要なんてありませんよ。今助けますからね」
オーロラの反論は勘違いしたハンターたちに華麗にスルーされ、そのまま強引に連れて行かれてしまった。
<2011/08/20 20:45 とんこつ>
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