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【保】『究極』を求めた結果 − 旧・小説投稿所A
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【保】『究極』を求めた結果

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じゅる・・・ごぽっ・・・・ぬじゅじゅっ・・・・・・


「うぅ・・狭いよぉ・・・・いやぁ・・・・・・」

狭い食道を通っていく。
べっとりした粘液が絡みつき・・・
目が見えなくてもわかる。
ここは、クルスの体内だ。


「やだ・・・・やだよおおっ!!!!いやだあああああああ!!!」

真っ暗な世界で、ひたすら暴れる。
だけど、渾身の力も柔らかい肉壁の前には通用せず。

ぶにゅっ・・ぐにゅ・・・・・・


胃袋へとたどり着いた。
圧迫感がなくなり、酸の酸っぱい匂いが漂っている。
自分はこれから溶かされるんだ・・・。

絶望が心を満たす。
その絶望は、「生きたい」という願望を完全に打ち砕く。

さよなら、皆。







ぐちゅっ・・・・ぐちぃ・・・ぐちょちょっ、ぐぷ・・・・
ねっとりした液体が分泌されてくる。
これは胃液だろう。色は見えないけど、感触で分かる。
焼かれるような痛みは一切ないが、なんだかむずむずする。


「ぅ・・・・・ぅっ・・・・・・」


ぐちゃ、ぐちゅっ・・・。ぐちゃぐちゃ・・・・・・・
ぴちゃっ、ぷちゅ・・・ぴちゅっ。





はっきりと、走馬灯が見える。
親、友人、近所の人々、学校の先生。

大事なチームメイト。

オルフェウス。イナズマジャパン。
鬼道。

そして。


「そぅ・・・すい・・・・・・。」






今から俺も、貴方の元へ行きます・・・。


次はちゃんと・・・・心から俺を・・・・・




「愛してください・・・・・・。」



<2011/07/12 22:30 クルス>消しゴム
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