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西塚「あいつホントに何者だ・・・！？」
ドラゴン「捕まえた♪今度こそ逃がさないわよ・・・」
西塚「な・・・や、止めい！じゃ無いとまたあいつが来るぞ！！」

　　しかし・・・

謎の男（やっぱり捕まったか、だがまあいい。もうすぐ時間が切れるし、手を貸すと名前が分からなくなる・・・）

　　謎の男は、助けに来なかった！

西塚「・・・来ない・・・（泣）」
ドラゴン「さーて、これでやっと楽しめるわね・・・（黒い笑顔）」
西塚「・・・せっかくだから聞くけど、名前何？」
ドラゴン「（どうせ食べるんだし、別にいいわよね・・・）サンドラ・シューティクロートよ」
西塚「あ・・・そうですか・・・」
ドラゴン「なに？その反応」
西塚「いや・・・だってもう死ぬって分かっているから・・・」

　　その時

ピーピーピー！
ドラゴン「今の音は何？携帯？」
西塚「あ!成功したみたい!!」

　　スマホを取り出すとそこには、「限界時間１分前です。あと１５秒でシステムを停止します。」という文字が映っていた

ドラゴン「貴方もスマホ使っているんだ」
西塚「まあね・・・わりい。後１０秒で消えるから」
ドラゴン「逃がしはしないわよ・・・」
西塚「逃げるとは言ってない。消えるといったんだ」
ドラゴン「それはどういう・・・」
シュッ！

　　突然、変な音がして消えた

ドラゴン「え・・・消えた？魔法じゃないわよね・・・まあいいわ。消えちゃったんだったらアレを食べれば良いし・・・」

　　そう言って、クオリッチたちの遺体を見た。その頃・・・

西塚「（ぁぁぁぁあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ハッ！）・・・よし・・・戻ってきた」
工藤「どうだったんだ？」

　　そこで西塚は、皆に説明した

工藤「なるほど・・・」
佐藤「そういう世界もあるんですね・・・」
桐原「それにしても気になるのはその男だ」
工藤「たしかにな。だがまた行かなければいいだけの話だ」
西塚「それはどうですかねぇ・・・」
工藤「というと？」
西塚「もしあの男が・・・この装置と似たような装置がある別のパラレル・ワールドからきた人間だとしたら、この世界に来ている可能性もある」
佐藤「そんなまさか・・・」
西塚「あり得ないことじゃない。ここより技術が発達した世界が存在してもおかしくないんだ」
工藤「で、技術の方は？」
西塚「技術？」
工藤「ここの目的は、他の世界からの技術獲得だぞ」
西塚「あ・・・忘れてた(ili゜Д゜)」
桐原「おい・・・（汗）」
工藤「（どうしようもないな・・・）じゃあ今日は終了だ。しっかり休んでおけ」

　　そう言って出て行った

西塚「あ〜なんか一日に二回も行ったせいで疲れた。先に帰ります〜」
桐原「おい！！」
佐藤「仕方ないですよ。あんな性格なんですから・・・」
天音「えー・・・」
蓮見「そんなんでいいんですか！？」
？？？「まったくだ。事故が起きたりする前に何とかした方がいい・・・」
佐藤＆桐原＆天音＆蓮見「！！？」

　　声がした方を見ると、そこには黒いマントを着たあの男が居た

佐藤「・・・誰ですか？」
謎の男「僕が誰かなんて関係ない。すぐここから出て行くしね」
佐藤「此処にはカードが無いと入れないんですよ！」
謎の男「代用がある」

　　そう言って一枚の白紙のカードを取り出す

謎の男「カード認証のたぐいはこれで解除できる」
桐原「ただの紙だ」
謎の男「いや、見かけで判断するのは良くないぞ。確かに銀行とかのお金の払い出しや品物を買うのは無理だが、カード式の鍵だったら何でも解除できる」
天音「そんな物はありません！あったら便利ですけど・・・」
謎の男「確かにこの世界には無いだろうな。あったとしても法律に違反する・・・でも現に僕は此処に入ったぞ。これは本物だ」
佐藤「貴方はまさか・・・先輩が言っていた男？」
謎の男「当たり。まあここまで言えば分かるよな・・・」
佐藤「・・・貴方はいったい何者ですか？」
謎の男「詳しいことは言えない。言っても信じないだろうし・・・でもこれだけは言っておく。僕はもう人間ではない」
佐藤敏子「どういう意味？」
謎の男「そのままの意味だ。僕はもう人間ではない・・・じゃあこれで」

　　そう言って部屋を出て行った

佐藤「・・・本当に来ましたね・・・」
西塚「みたいだね」
桐原「まだ帰ってなかったのか！？」
西塚「うん。これから帰るの。じゃ！」

　　そう言って帰って行った

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