Gポイントポイ活 Amazon Yahoo 楽天

無料ホームページ 楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] 海外格安航空券 海外旅行保険が無料!

ぼくのなつやすみ − 旧・小説投稿所A

RSS | 感想 | TOP
ぼくのなつやすみ
− 快楽の交差点 −
|<< < 22 / 23 >>|



「たっぷり教えてあげるわね……女を舐めたら怖いんだから♪」


レムリアはピンと立てた人差し指をほっぺたの横に持っていき、自分の膨らんだお腹に話し掛ける。その先生が生徒を諭すような口調は、皮膚や胃壁を超えてしっかり署長の耳へ届いていた。

その返事なのか、時たま胃袋から漏れてくるウブウブといった呻き声に、彼女の加虐心はますます覚醒するのだった。



========

〜 レムリア:胃袋内 〜


ぬぷッ……ぷにっ…グチュ…もみゅ….ッ…


雌竜でしか味わえない穏やかな責めが始まる。唾液、胃液に濡れた胃壁が、もきゅもきゅと小さくなって迫ってくる。心地よいと感じてしまう窮屈さが、絶賛成長中の興奮をさらに駆りたててきた。


「…うぅ…アァァァ……」


恥ずかしいと思いながらも、本能的に口を吐いて出る喘ぎ。
しかし喘ぎが呻き声、そして悲鳴へと変わっていくのは、その直後だった。


「えっ……あ、ちょ…やりすぎ…です…!!!」

「フフフ…♪ まずはむにむに攻撃〜」


胃壁が空気を入れて膨らんだように見えるほど、急接近、押し寄せてくる柔肉のウォール。その丸々とした壁に顔を…..いや、全身を圧迫され、署長はウブウブと唸った。彼女の芳香すら感じられる粘液が、兎にも角にも塗りこまれる。


くちゅ……ぼむッ….むにゃっ…

「あひ……はぁ…ぁぁッ!! も、もっと……ぅぶ…!!」

「あら….抵抗してくれた方が嬉しいんだけど。もう病みつき?」


レムリアの耳元で囁くような言葉が、魔法じみた魅力で署長を引きずりこむ。
愛しき彼女の体内にいるという実感を、身のうちに感じさせてくれる。

…それにしても粘着質な彼女の唾液。指先でぷにゅっと胃壁を押し込んだだけで、崖と崖を結ぶような長い糸がついてくる。流石にこれが胃液となれば大問題だが、ただの唾液であればむしろ嬉しい。脱力していても、柔らかい胃壁が自動的に唾液をすり込んでくれる。



「さぁ…次は何だと思う?」

「もっと…ぁ…続けててくれ……はぅ…」

「ふふ…正解は締めつけ攻撃でした〜」


一定の間隔で接近、離れる、接近、離れるを繰り返していた胃壁が、とうとう鬼畜な色に染まる。


まるでプレス機にかけられたような気分だった。しかし冷たい鉄板に押し潰されるそれとは違い、胃壁は柔らかい上に、丁度よい温もりさえ感じられる。

痛みと快感がギリギリのバランスで保たれていた。その絶妙な揉み加減に、快楽には素直な署長が喘ぎ声を我慢できるはずもない。


ぬぷッ…ぬぷッ…ぬぷッ…
くちゅぁ…モニッ……トロッ……


「あなたの許可さえ貰えればすぐに消化してあげるけど……ふふ、どうなさいますか?」

「い、いやだ….…いやだけど……ふぇ…続けて……くれ…」

「あらら……異性に縋るだなんて….あなた本当に男の子?」

「う、うるさい…!! このぉ…!!!」


母親の体内で喚きちらす赤子のように、ぶにゅっと胃壁を殴りつける署長。


「ふふふ………面白い子って大好きよ、私」


しかし彼の運命を握ったレムリアが、そんな甘いパンチに悲鳴を上げるわけがない。

むしろ逆。署長は両腕が、ズボッと肉壁の谷間らしき空洞に呑み込まれてしまった。ウンウンと唸って抜け出そうとするも、獲物を捕らえた牙のように、胃壁はカッチリ締まってしまう。


ギュゥ…ギリギリッ……むにぃ…

「あら、抜けないの?」

「ちょ…ちょっと助けて……くれ…」

「……あら、気やすく頼らないで貰える? 自分で頑張りなさい。それに……」








「無防備ね…あなたのお腹と背中♪」

「ひッ……!!」


両腕が肉壁に埋もれてしまい、もはや有って無いようなもの。胃袋の中でバンザイの格好、それは「どうぞご自由に」と言ってるようなものだ。

腕という盾を失った腹部や背中、胸に、涎をたっぷり垂らして近づいてくる胃壁。


「や、やめてくれ……こんな……しんじゃう…」

「そう? 死にたい?」

「そ、そんな訳…!!」

「ふふ…じゃあ耐えてみなさい。ちゃんと見ててあげるから♪」


胃壁が凄まじいスピードで縮小し、署長の曝け出された胴体に襲いかかった。肉の風船と言っても過言ではない豊満な壁に、前後からギュウギュウと圧迫される。


ぐにゅぐにゅ…ムチッ…ギュプ……!!

「は…はぁぁぁッ!! た、助けt……死ぬ…!!」


肋骨が軋み、肺がつぶれる痛みに署長は悶絶するが、レムリアはことごとく無視。おまけに運の悪いことに、背中や胸だけでなく、顔面も立派な攻撃対象だった。ピンク色のぷるんとした壁面が鼻口をふさぎ、酸素を奪ってしまう。


「ひぃ…は……ゲホッ……やめて……やめてくでぇぇッ!!」

「ふふ….じゃあこういうのはいかが?」


レムリアは胃壁に力を込めると、粘液の類いを全て吸収した。

署長からすれば異様な光景だった。今まで散々弄ばれた唾液が、みるみるうちに胃壁に消えていく。
そして・・・




「…どう? ちょっとした変身…でしょ?」


唾液でベトベトだった肉壁からは水分が失せ、一気に柔らかいお餅のような感触になる。粘膜に覆われた仮の姿ではなく、本来の肉壁……水分を一切がっさい取り除いた、この胃袋の本当の姿。



「それじゃ…….召し上がれ」


粘液まみれの正反対、乾ききった胃壁が責めてきた。まるで胃袋全体を指で押しつぶしたように、前後から押し付けられる。

しかも一度それが肌に触れれば、モチモチとなかなか離れない。そんな至極の柔らかみを、署長は神経の一本一本で感じていた。


ぶにゅッ……もみゅ…もみゅ…

「ぐっ……あっ….やめて……」


とにかく腕に自由を取り戻そうと、署長は懸命に力を込める。しかし粘液という潤滑剤がなくなった今、腕はますます抜け難くなっていた。強引に引き抜こうとしても、摩擦がそれを許さない。



=======


「ふふふ……絶対に逃がさない。」


妖艶な囁きだった。天使が悪魔に変わる境界線。
中身が詰まったお腹が、彼女の呼吸に合わせて揺れる。そして署長が全力で悶えている様子が、まさに手に取るようだった。


「そんなに暴れないで……本当に苦しければ出してあげるわよ?」

「…………ゴポッ……」


そうレムリアが口にした数秒後、腹の揺れ方が少し収まった。
これもレムリアの計算だった。一度悦楽を味わせることで、獲物にタネを植えつける。そのタネはやがて成長し、快楽という鎖となる。それが署長に幾重にも巻きつき、決して逃がさないのだ。



「そうそう……素直でいた方が、人生って楽しいものよ?」


揉み加減を多少なりとも強めると、反応して腹がモゴモゴと上下する。レムリアはそれを見てニコリと笑うと、しばらく天井を見つめてこう言った。





「そろそろ止め……刺そうかしらね」



次の瞬間、彼女はバタッとうつ伏せに寝転がった。雌とはいえそれなりの体重はある。その圧力が胃袋を凹ませ、署長に莫大な圧迫感を与えた。腹の奥より轟いてくる絶叫には耳栓をし、ニコニコと聞き流す。


「あなたも一緒ね……マスターと」


数々の捕食フェチたちを見てきた彼女にとって、署長もロンギヌスと同じパターンだった。最初は抵抗してただ耐えるものの、最終的には心を開いてくれる。そういった性格が、レムリアの最も好感の持てる者たちだった。

逆に興ざめなのは、最後まで抵抗もせずただ「喰われる」だけの者。そういう生に無関心な獲物ほど、真っ先に消化、栄養として吸収してやりたくなる。

署長は運良く、生き残れるであろう性格に当てはまっていた。



「まあ消化は控えるけど……反省はしてもらうわね?」






<2011/11/02 21:19 ロンギヌス>消しゴム
|<< < 22 / 23 >>|

TOP | 感想 | RSS
まろやか投稿小説すまーと Ver1.00b