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【保】恩を忘れた捕食者 − 旧・小説投稿所A
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【保】恩を忘れた捕食者

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100年前―

ある所にミニリュウが大量に人間に捨てられた
まだ幼かったミニリュウ達は飢えと寒さで全滅しようとしていた
しかしそこへピカチュウ達が現れた
ざっと1000匹は超えていた
ピカチュウはこの哀れなミニリュウ達に餌を与えたり
わらをしいたりして飢えと寒さから守ってやった

それからしばらく、ピカチュウ達とミニリュウ達は
仲良く暮らしていった

ある時、1匹のミニリュウがハクリューに進化した

ハク「やった!僕進化したよ!」
ピカ「おめでとう!ハクリュー!」

この時、ハクリューは妙な感覚を感じた
ミニリュウだった時はなかったのにハクリューになってからいきなりこの思いがつのった

ピカチュウ達を食べたい

ハク(!…何を思ってるんだ僕!)

しかしその思いは日に日に増し、
ついにピカチュウ達はいつでも食べられる餌だと認識してしまった

ミニリュウ達が進化していくにつれ、ピカチュウ達の減るスピードが早くなってきた
もちろんピカチュウ達も不思議に思っていた
しかしハクリュー達をちっとも疑わなかった

ある日

ピカ「ふうー寒い寒い…!?」

目を疑った…
その先には

ピカ「ぎ…ぁぅ…たす…けて…」
ハク「フフ…君みたいな美味しそうな獲物を逃がすと思う?」

ハクリューがピカチュウをぐるぐる巻きにして締めている様子だった
見ていたピカチュウはさっと隠れて様子を見た
するとハクリューはガバッと大きな口を開けると
ピカチュウの顔に近づけていく

ピカ「もしかして…僕を…食べる…の…?」
ハク「他に何があるの?」

そういい、ピカチュウを口内に咥え込んだ
じゅるっぴちゃっぴちゃ…
舐め回す音が聞こえる

ピカ「ぅぇ…やめ…てぇ…」
ハク「じゃあね」

そういうとゴクッという音がし、
二度とそのピカチュウの姿を見ることは無かった

ピカ(ひっ…ひあ…もしかして…俺の仲間の数が減ってるのは…あいつらが俺達を喰ってたから…)

そう思うと恐ろしくなり、音を立てずに一目散に逃げた

夜、ピカチュウだけ集めて会議
このことを報告した

「なんですって…それじゃ行方不明の仲間達は…」
「たぶん…皆ハクリューの栄養になっちゃったんだと思う」
「くそっ…助けた俺達がバカだった…」
「すぐに逃げ出そう…!」

その日、ピカチュウ達は森の奥へ避難していった

「おい、ピカチュウ達気がついて逃げちまったぜ」
「いいわよ…食べたいときは森に行けばいいわよ」
「そうだな」

そうして、森に逃げたピカチュウ達も次々と減っていった
引っ越したくてもここは1つの島だったので逃げられなかった
もちろん他のポケモンも減っていった
それだけじゃなく、ハクリューが現れたのはピカチュウ達のせいだと他のポケモン達からいじめられ、
ピカチュウ達は掘った穴の中でひっそり暮らした
ちょっとでも歩くと石と技が当たる

ピカチュウ達は日陰の道から出ることを許されなかった…




<2011/07/01 21:29 won>消しゴム
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