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【保】雨が止むまで・・。 − 旧・小説投稿所A

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【保】雨が止むまで・・。

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「うーん・・・・・。」

ブイゼルは朦朧とする意識の中で目覚めた。
目の前を見ると顔面にはぷにっと弾力のある舌が巻きついており、かろうじて足は外に出ていた。外から聞こえる声に耳を澄ます。

ポワルン・・?後もう一人は誰だ・・・?

ボーマ「さっさと呑みこめよ・・・。この状態はやばいんじゃねぇのか?」

クチ「どうでしょうかね。4vs3ならまだしも、今は2vs3。こっちの火力専門のフライゴンがいないのはつらいですがね。そちらのブイゼルは戦力外でしょうね。さぁ、さっさと呑みこみなさい」

フラ「言われなくとも・・・・うわ・・・。暴れるんじゃねえ!」

舌を器用に動かして喋るフライゴンの口の中のブイゼルが喋ろうとする。

「僕だって出来ることがあるんだもん・・・・。」


フラ「ん?何ができるんだ?」

そう言って大蛇のような舌をブイゼルの口に巻きつける。
口を閉じても、生温かくネバネバした唾液はブイゼルの口内に侵入する。

これらに、ブイゼルはもちろん吐き気を催すような気持ち悪さに見舞われる。

フラ「じゃあ、いただっきますー♪」

そう言ってフライゴンの頭は上を向く。

ブイゼルは尻尾で舌につかまろうとしても唾液で滑ってうまくいかない・・・。

そして







真っ暗やみの世界へと落ちた。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ヤナ・ポワ「!・・・・・。」

2匹とも驚きを隠せない。自分たちの仲間・・・。ブイゼルが目の前で・・・・。食べられた。

クチ「さて、これで3vs3ですが?どうでしょ・・・」

言葉を出し終わる前にクチートは敗北条件の後ろの崖に追突した。

ヤナ「・・・・・るさない」


クチ「・・・・何ですか?」





おまえを






ゆるさないって






いったんだ!!!!





僕は大きく叫ぶ。 クチートは立ち上がろうとするが
僕の怒りのアクロバットを食らってうまく立ち上がれない。

クチ「・・・・・。ごめんなさい。2人とも。これでまた3vs2になりましたね。」

ボーマ「後でどうなるか覚えていやがれ」

フラ「先輩はそういう所があるんっすよぉー♪」

クチートは顔をしかめながらも崖に寄りかかって座る。


ボーマ「さて、次にくるのはこの2匹のうちどっちかな・・・?俺の胃袋に・・・ってあれ?2匹だと?」

ボーマンダの目の前にいるのはポワルン・ヤナップ 
ライチュウは・・・・どこに





ここにいるよ





真上を見ると電気を体にまとったライチュウが空からボーマンダに一直線に突進しようとしている。


ライ「もう思い出させるなよ。ジュプトルのことを。そういう事実を作る前に、この話を白紙に戻してやるよ・・・。」

とつぶやきながら ボーマンダにすごい勢いで突進する!

周りに地響きが鳴り響く。

砂煙の舞う中かすかに見えた・・・。崖にめり込んだボーマンダの姿を。意識はないようだ。

ポワルン「今ですかね。行きますよ!」

そういうと粉雪が舞い始めた。

フライゴンの周りに強力な粉雪が舞う。

フライゴンはうなされながら崖に向かって倒れる・・・。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ブイ「わわっ!」

いきなり倒れたこの胃壁の持ち主によってブイゼルはバランスを崩す。

この空間は良いものではなかった。
運よくまだ胃液は出ていないが、とにかく臭く、光もかすかにしか見えない。しかも柔らかい胃壁が手足の自由を奪い、思うように逃げれない。

ブイ「・・・・今がチャンスかな・・・。」


そういうとブイゼルは這いつくばりながら倒れて横道なった食道を ねとねと した液体に触れながらも必死に進む。
生きるため、勝つため、そして、また笑うために。

光が見える・・・。フライゴンの舌が唾液でキラリと光る。その外で僕の・・・・親友がいた。

もう雨の止んだ空の下にいた。

雨が止むまでの戦いは終わった。



終わったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! 
あまりにも強制的な終わらせ方だけど大丈夫か?
ヤナ「大丈夫だ。問題ない」
英検の勉強があったのでしばらく更新できませんでしたー。
とりあえず終わりましたので遺跡の方を終わらせたいと思いますー、
見てくださった皆様ありがとうございましたー!
<2011/11/23 23:48 氷水>
消しゴム
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