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ドクン･･･ドクン･･･

あ〜、この鼓動を聞く度に何処か安らぎを感じる。竜の胃は二つの役割が有るのではないかと思う。

「揉みほぐしてほしいか？♪」

「お願い♪」

そう頼むと胃壁が動きだし私を包み込む。この瞬間がまた心地好い。

ぐにゅぐにゅ･･･もみもみ･･･

「あふぅ〜♪」

つい、変な声が出てしまうが気にしない。今は今年一番の楽しみと言っていいぐらいこの体験を満喫しなければ損するだろう。

「･･･そろそろ年越しだがこのままでよいか？」

「うん、竜の胃で年越しを迎えるのも最高だよ♪」

「そうか、ワシはたぐともとこうやって年越しを迎えれるのが嬉しいぞ♪」

そしてカウントダウン。

10･･･9･･･8･･･7･･･




「ねぇ、アンクル」

6･･･5･･･4･･･3･･･




「なんだたぐとも？」

2･･･1･･････










「･･･ありがとう♪」

0、ハッピーニューイヤー!

「ククク、それはこちらの台詞だ♪」

「あけおめ、アンクル♪」
「あけまして、おめでとうたぐとも♪」

その後私とアンクルは眠ってしまった。

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