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【保】無夢 悪夢の中に − 旧・小説投稿所A

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【保】無夢 悪夢の中に

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迷いの森にたどり着いたラティオスはまずダークルギアの住んでいる洞窟へいってみる事にした。
ここは昔人間が戦争で使っていた基地らしい。

ギイィィ……
錆びた鉄の門を開けるとそこには異様な空気が漂っていた。
高鳴る胸の鼓動を抑えながらラティオスは洞窟の中へ入っていった。

しばらくいった所でラティオスは足を止めた。
「ん? これは!?」
ラティオスは洞窟内に落ちていたリボンを手にとった。

そのリボンは間違いなくラティアスの物だった…

「やっぱりあいつはこの洞窟に入っていったのか・・・」
もしもあいつが喰われたりしたら・・・そんな事が頭をよぎる。
「早く助けなきゃ!」
ラティオスは恐怖など忘れ一目散に飛んでいった。

そのころラティアスは……

「うーんまだかなぁ。」
ラティオスの心配もよそにラティアスはどんどん進んでいた。
「せっかく私の無夢を治してもらおうとしてここまで来たのに…会えないなんて事ないよね!?」
1人ブツブツとつぶやきながあ歩いてゆく。

ラティアスも無夢の被害にあっていた。無夢はダークルギアのせいである事も知っていた。だがダークルギアがどんなポケモンであるかは知らなかった。普通だったら迷いの森に食べられに行くなんて事あり得ないだろう。

ムニョン……

「な…なにこれ!?」
ビックリして上を見上げると……そこにはダークルギアが居た…

「あっ。ごめんなさい。急いでいたのでつい…」
ラティアスはそのポケモンがダークルギアであるとも知らずにあやまった。
「大丈夫だ。それより君、美味しそうだね。」
ヌチャ……

「な、なにをするんですか!?」
「なにって、君が美味しそうだからなめてるだけだよ。」

「やめろっ!ラティアスに手を出すな!」
そこへラティオスが捨て身で突っ込んだ…が

ぽにゅん…
ダークルギアの体は柔らかく跳ね返えされてしまった。
「うっ…」
「兄さん!?」
「ん?美味しそうのがもう一匹…」
ダークルギアはラティオスを美味しそうな目で見ている。
攻撃を跳ね返されても勇敢にラティオスはラティアスを助けに入るが…

「うわっ!?」
意図も簡単にダークルギアの尻尾に体を捕らえられてしまった。
しかもすごい力だ…いくら力を入れても動けない……

「ん?」
尻尾に力をいれていたためダークルギアの舌に絡みつかれていたラティアスが隙を見て抜け出した。
ラティアスは光速のような速さで10mぐらい退いた。


<2011/06/18 23:12 akod>消しゴム
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