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初めまして。

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「ワシも・・・ここまでのようだ・・・。」

「ククク、腹ではフェイが助けを求めているがもう遅い!」

「なっ!?・・・貴様、もうゆるさんぞ。」

アンクルの表情は一転し、いつもとは違う表情になっていた。

「グルァッ!」

「くっ!まだ老いぼれでも力があるのか!?」

「ガァッ!!」

アンクルは黒竜から離れさせ、尻尾で思いっきり下腹へ攻撃する。

「ガハッ!?な、なんだこの力は??」

「グルアァァァ!!」

「ウプッ!気持ち悪い。」
ドスッ!
とどめと言わんばかりにアンクルの攻撃はさらに強く腹だけに集中攻撃を続けた。
そして黒竜もたまらず・・・

「ゲホゲホッ、しまっ・・・!」

「ククク、最後に笑うのはワシのようだな。」

黒竜はフェイを吐き出してしまった。それを見てまだ息はあると確信し、少し正気に戻る。

「さて、貴様はどのようにしてほいのだ?」

「チッ、今日のとこは退いてやる。だが次こそはおまえに復讐してやる。」

「・・・復讐か。」

黒竜が消え去るとアンクルは正気になり、フェイに目を移す。
フェイは衰弱していたがなんとか助かりそうだ。

「フェイ・・・しばらくワシの口で休んでいてくれ。」

シュルル、アムッ
舌で慎重に巻き付け口に入れる。時折舌から解放し体を優しく舐める。

「・・・ぬぅ、無理をし過ぎたか疲れた。しばらく寝るとするか。」

アンクルはまた昨日のようにフェイの温もりを感じながらぐっすりと寝入った。


<2011/05/14 21:15 たぐとも>消しゴム
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