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【保】Science Actor - 氷空の帝と航海日誌 - - 旧・小説投稿所A
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【保】Science Actor - 氷空の帝と航海日誌 -

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   チャプター4
   帰還


   夜...
   いよいよ出発の時がきた。




   「リューク、そっちは準備できました?」
   「おう!バッチシさ!」



   えー...今の状況を説明すると...

   昼間と同じようにボクとブラーはフラミーの中。
   リュークはフラミーの背中だ。

   ブラーはフラミーに食べないで、と命乞いをしていた。

   (きくにたえないので省略...)


   でも結局無駄で、ボクの横でまた気絶してる。
   静かでいいや。


   ボクですか?おとなしくしてましたよ!ええ!



   それよりもこの肉厚が気持ちいいと思うのは気のせいだろうか?




   「そんじゃ、いざしゅっぱーつ!」

   元気だな...リューク...

   そりゃ、竜の背中に乗ってるんだもんな...
   誰だって興奮するよ。


   バサ!バサ!

   おっ、ついにはばたきだしたようだ。
   でもほとんど振動がない。



   ちょっと...


   快適かも.....



   「ひゃ~!すげーさ!」

   あっちも凄そう...


   なんか...ウトウトしてきた...






   そして数時間...




   完全に眠ってしまったようだ。

   フラミーの呼びかけで目覚めた時にはもう街のはるか上空にきていた。

   「よしよし。広場に光が集中してる。計画通りだ。」


   「よし、だいぶはずれの方にきた。フラミー、ここに降りよう。」
   「りょうか~い♪」

   リュークの指示に従って、急降下する。

   そして無事、地面に着地。
   リュークは背中から飛び降り、思いっきりのびをした。

   「じゃぁ、2人とも出すねぇ~」

   フラミーにやさしく出してもらう。


   「ウェイク、はやくはやく!」
   「なんですか...     眠い...」

   「ほら!見ろよ!」


   パアァーン!

   ドオォーン!

   「あ...花火...?」

   目の前に映ったのは色とりどりの花火だった。

   赤、青、黄色、白...

   ホントに綺麗だ...
   眠気がすっとんだみたい。

   「ジャスト1月1日午前0時!おれたち帰ってきたぜ!」

   「そっか...あまり実感ないけど...帰ってきたんだ...!
ありがとうね!フラミー!」





   こうしてボクら3人(内1人気絶中)とフラミーは新たな1年を...

   街はずれの森で迎えたのだった。


   ボクが始めに向かった場所は...


   お風呂だったっていうのはいうまでもない。

                                        ~おわり~


<2011/06/17 23:56 SFB>消しゴム
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