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海神×炎神【交流編】 − 旧・小説投稿所A
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海神×炎神【交流編】
− 初めてのおつかい 1 −
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「う〜ん、今日はルギアが前に言ってた新入りの子が来るって言ってたんだけどな〜」
ここは、ライトゴールドの正門前。
今日は、ダークシルバーのルーブ君がライトゴールドにおつかいで来ることになっている。
ホウオウは、門の前でルーブ君の到着を待っていた。

「こ、ここかぁ…」
ライトゴールドの入口のどうくつにたどりつくルーブ君。
「ま、まだ誰もいないはず……だよね…」
まだ、ライトゴールドにくるのが初めてなので恐る恐るどうくつに入って行く…

「ん?来たみたい♪」
気配を感じてルーブ君の方に飛んでいく。
「ちょっと脅かしてみようかな…♪」

「こ〜んに〜ちは!!!!!」
びっくりするぐらい大声を出す。

「うわあああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!
ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…!!!!」
身をかがめてなぜか謝るルーブ君。

「ん〜?何驚いてるの〜?」
ホウオウは、成功してご機嫌になっている。
「ごめんなさ…あ、あ……?」
失神寸前でライトゴールドの人だと気付く。

「…あ、あの…ライトゴールドの方ですよね…?…こ、これ…」
ルーブ君はホウオウに木の実を渡す。
「ありがと〜♪君、ルギアが言ってた新入りのルーブ君?」
ホウオウは木の実を受け取り、ルーブ君を立たせて聞く。
「あ、は、はい…ルーブ=ブラッキーです…」
ルーブ君は、やはりホウオウが怖いのか、足早に立ち去ろうとする。

「待ってよ〜!せっかく来たんだから中でゆっくりしていきなよ〜♪」
そういうと、ルーブ君の前に立ちふさがるホウオウ。
「ひぃ!あ…あの…」
足がすくんで動けなくなるルーブ君。
「べ、別にボク…そんなつもりじゃ…迷惑かけちゃうし…」
本当は、嫌な予感がして猛烈に焦るルーブ君。
「そんなことないよ♪私、君がくるのずっと待ってたんだから!」
嫌な予感を感じさせないような笑みで話すホウオウ。

「う…え、えぇと…」
少し安心した表情になるが、やはり警戒して迷うルーブ君。
「さ、早くいこ♪乗って!」
頭をルーブ君の前に下ろすホウオウ。
「ふぇ?あの…いいんですか…?」
おそるおそるルーブ君は、ホウオウの頭に手をかける。
「いいよ♪早く乗って!」
「……!」
思い切ってまたがり、しがみつくルーブ君。

「じゃ、行くよ♪」
ホウオウはライトゴールドの正門目掛けて飛ぶ。
「ひぃぃぃ!!!」
必死にしがみつくルーブ君。

「さ、ついたよ♪」
結構な速さでもう門に到着する。
「私の部屋に招待するね!」
と、ルーブ君を乗せたまま中に入っていくホウオウ。

「え!? 部屋!!?」
個室ということにすさまじく嫌な予感を感じるルーブ君。

「ちょっ!待って待ってぇぇぇぇ!!!」


To be continued…


<2011/11/14 18:10 闇銀・ツタージャ>消しゴム
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