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【保】捕食学校 第2話 − 旧・小説投稿所A

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【保】捕食学校 第2話

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「あなたが、私の橙を…許さないからね!」

と、勢いの良い声を向ける。が、向けられた当の本人は痛みと格闘をしているようなので、全く聞いていないようだった。
それでも藍先生はお怒りの様子で、体から憎しみのオーラが立ち上ってくる。そして、それとほぼ同時に、体が勢いよく膨れ上がっていく。9つの黄色い尻尾はそのままに、口が耳まで裂け、体中からは金色にも見えるフカフカな毛が、目つきも鋭くなっていき、服や帽子は無残にも破かれて裂かれ、5メートルほどの大きな九尾の狐の姿を現した。
それでやっと藍先生の存在に気付いたエルガ。何か嫌な予感が走ってくるが、気付いた時には既に遅し…。傍らでその風景を眺めているリヴェ―ヌ先生も、見ていないですよと言う態度を表すように顔を背けた。
何も出来ていない彼に素早く近づき、背後に回る。そして、

…ハグッ…

大きく開いた口でエルガの頭に齧り(かぶり)付いた。もちろんそれにも反応がやや遅れ、必死に出してもらおうと体をバタバタと動かしてみる。が、全く意味を成していなかった。藍先生(狐)は物凄い速さでエルガを咥えこみ、呑み込んでいく。そして、完全に呑み込んでしまった。
呑み込まれたエルガの分だけお腹が膨れるのを見るや、器用にも片方の前足でその膨らみをポンポンと叩いて見せた。
一方胃の中では、既に胃壁の攻撃に追われているエルガの姿があった。胃の中はリヴェーヌ先生の時よりも狭く、胃の粘液に曝され(さらされ)ながら揉み下されて行っていた。胃液が出てこないのは、消化する気がないのか、はたまたこのまま胃壁で攻めていくためだろうか、そこら辺りは分からなかった。
激しく体を翻弄される中、また徐々に疲労感に襲われ、目の前が真っ暗になった…。

※   ※   ※

…そして今日と言う一日も終わり、フラフラと帰宅をした。
あの後、授業が授業全てが終わるまで藍先生のお腹の中に監禁されていて、放課後には無事に出してもらえた。彼の入っているアメフト部には、「体調が悪いから休む…」と連絡を入れて、覚束ない(おぼつかない)足取りで帰ったのだ。
もうこれ以上立ってはいられない。彼は自宅の自分の部屋へと戻ると、そのまま敷きっぱなしの布団にダイビング。そのまま死んだように寝てしまった。

…これ以上は起こさないようにしましょう…。


あとがき   この学校では常識に囚われてはいけないのですね!
 
ども、作者です。
えっと…前回から丸2カ月経ってしまってますね…。まぁ色々あったわけですよ。
リアルでは新学期も始まり、部活も始まり、勉強などで忙しくもなり…プライベートでは小説サボって(違 ネタを考えつつイラストを書いたりここのサイト様のチャットでなり茶してたり…。
マジでスイマセンでした…。
もっと小説を書き進めていこうと思ってます。

さて、今回は第2話と言うとこなので、今作の主役「エルガ君」を視点に学校内を軽く案内してきました。
え?捕科の教室やその他の教室の説明が出来てないって?…スイマセン…。シチュエーション考えて長々と書いている内にやる気が…(ダメジャン
と言う訳で、今回もこのようなグダグダ進行になってしまいました。
そろそろ捕科の方も出さないとな…。

っと、こんな所で暴露しちゃっていいのか分かりませんが…。

ちと小説が進行が出来ない可能性が少ないです。

はい、言いだしっぺが何言ってんだよ?!みたいな発言でスイマセン。リアルやプライベートの方がちと忙しくなりつつあり、学校小説を書くより自信の学校を進めていかないと後々大変な事になってくると思いまして…;
皆さんも小説や投稿物などなどを期待されているのにも関わらず、このような発言を言ってしまって申し訳ございません…。
出来るだけ頑張ってリアルと両立できるように頑張ります。

最後まで見てくださったそこのあなた、本当にありがとうございます。
これからも皆さんが楽しめるような小説、イラストを書いて行こうと思います。
では、また何処かで。
<2011/06/16 22:38 K-urz>
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