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狼と鬼と、ペンギンと − 旧・小説投稿所A

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狼と鬼と、ペンギンと

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「はぁっ・・・はぁ・・・う・・・大丈夫か・・・クルス・・・?」
「はぁぁぁーっ!すごかったー!!」


技は成功だった。
衝撃で吹き飛ばされるような事故もなく、実戦に使っても危険はなさそうだ。


・・・ボールが当たった木は粉になったが。



「やった、やったね鬼道ちゃん!」

「あぁ!クルスもよくやった。」










「ぅんー、今日中に完成してよかったぁ。ついに明日だね、試合!」

「そうだな。アレはちょっとつらかったが・・・」

「すごい嫌がってたもんね・・。ごめんね?」

「いや・・・いいんだ、そのおかげで技も完成した訳だし・・」

「そっか。そうだね。」

「で・・・あの、さ・・クルス。」

「なぁに」



「あの・・・満月の時・・・また食ってくれないか・・?
気持ちよくて・・・・」


「はっ」


「・・・・うるさい!笑うなバカ犬っ!!」



魂を共有したからといって、仲がよくなる訳ではありませんでした。
だけど・・・確実に鬼道さんの心は変わっていたのでした。






終わリーヨ



 


<2011/06/26 23:22 クルス>消しゴム
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