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夜が来た。
外は綺麗な満月。

「クルス・・・約束どおり来た・・・ぞ・・・？！」

『へぃ、らっしゃい』

そこには黒く巨大な狼が。

「そのネックレス・・・クルスか・・？
狼人間なんだろ？なんで完全に狼になっちまったんだ？」

『思春期って奴のせいさ・・（キリッ）　さぁ鬼道ちゃん、始めるよ？』

「はじめる・・・始めるって何をだ？」

『決まってるでしょ・・・？鬼道ちゃんの魂とオレの魂を癒着させるの。』

ぺろり・・・

「な、ど、どういう・・？　　ひぁっ、な　舐めるなっ！汚・・・ぅうっ」

ぺろ、ぺろっ・・・

『んー♪鬼道ちゃんおいしい・・・。　どう？怖いでしょ？』

ぺちゃっ　ぺちゃ、ちゅぷっ・・・

「な、なっ・・嫌・・・・　お前っ、ぇ・・だ、だめっ・・・あぁっ」

『鬼道ちゃんの体を食べて、体に取り込んで、魂すらも吸収して・・・』

「だめ、やだっ、だめぇっ、嫌だぁぁぁあっ！！」

くちゅちゅっ・・・・ねちょ、ぺちゅっ・・・くちゅ・・・

『今更逃がす訳にはいかないよ・・。覚悟は決まったんでしょ？
何が起きても構わない、なんて言ってたのに・・・』

「だ、だって、食われたりしたらっ　しっ、死、死んじゃ、う」

『大丈夫、殺さないから・・・♪』


くちゅぁ・・・　ちゅぷ・・っ


ぐちゃぁ・・・っ

大きく口を開き、鬼道の体を咥えこむ。

「うぁ、あっ、あぁ、嫌、嫌っ、あぁ、あっ、う、うぅっ・・・」

ぴちゃ、くちゅっ・・ぺちゃっ・・・

たっぷりと唾液を分泌し、鬼道の体を濡らしていく。
飲み込みやすくしてしまうために。

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