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竜との日常{続編} − 旧・小説投稿所A

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竜との日常{続編}

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ス「ぐう…」

もはやこれまでかと思い、スイトは食われるのを覚悟した
ハブネークの口がちぎれるように割れていき大きく開く…

グアアァァ

ス「げえ…」

口内を見たスイトはギョッとする。紅い二つの牙とネバネバとした唾液がたくさん糸を引いており
細長い舌がチロチロと動いて見てるだけで気分が悪い

ス「う…」

そのまま俺の頭に食らいつき、体が引きずり込まれて足だけだらんと残る

ス「や、やめろ…」

ハ「イヒヒヒ…」

粘りのつく舌が俺の体中に巻き付いて舌先がベチベチと叩かれる。少々蒸し暑く、臭みがある

ズズズ…

残った足先も口の中へ消えていき、ネチネチと糸が大量に喉をくぐり抜ける

ゴクリ

呑み込まれるとハブネークの喉はでっぷりと膨らんだ塊が下に落ちていき
食道の中でネバネバとヌチャヌチャと音をしながら壁に食い込まれていた

ス「ジャローダの方がまだマシだ…」

過去に食われたポケモンを思い出している内に胃袋に収まる

グチュ!ニチニチ…ギニュ!ムギュ!

ス「あが…く、苦しい…」

ハ「ほれほれもっと暴れてみろ…」

胃壁が激しく動き出してスイトを圧迫し
バタバタと動こうにも柔らかい反動で受け止められ、酸欠になりかけてくる

ス「お、お前……!?……」

グチュグチュと胃壁が動いてる内に液が流れ込む事に気づく……そう、胃液だ

ジュワアアアァァ

ス「!!」

体中に激痛が渡り、徐々に溶けていくのを感じた

ハ「遊ぶのに飽きてきたからな……とっとと血肉になってもらうぜ」

ス「う……ぅぅ……」

徐々に体がドロドロになっていき、時間が立った頃にはハブネークの膨らみは消えていた














ス「ん……?」

なぜか俺は生きていおり、先ほどの木に寄りかかっていた場所だ
しかし、あの蛇の餌となり、消化されたのは確かに事実だ…それがなぜ?

ス「?……こ、これは」

足元を見ると魔法陣のようなのが描かれており、少したつとすうっと消えていた

ス「ネージュか?」

辺りを見渡してもネージュはいない。するとスイトはネージュの言っていた事を思い出した

ス「なる程…自動蘇生か」

自動に生き返るようにセットしてくれたのだろう。どうやったのかは知らんが

ス「早くここから離れないと…」

この場所を危険と思い、スイトは他の場所へ移動する

ス「でもどうしようか…」

何か方法はないかと考えこむ内に騒がしい声が聞こえてくる

オ「うわー!!た、助けてー!!」

?「お前は俺の餌だ…もう逃がさねえぞ」

バクン

手でがっちりと捕まれているオオタチが口の中へと消えていく
そいつは岩のような形をしており後ろがチクチクとしたトゲでできている

?「げふ〜ごちそうさま…」

腹が膨らむと手でスリスリと撫でている。
これはまずいと思い、スイトは離れようとする

ガタ!!

ス「あ…」

?「ん?」

足先に大きな音をたててしまい、視線がスイトに変わる

?「ほう…人間がいるとは珍しい事だ」

ス「に、二度も食われるのは勘弁…」

涎をダラダラと垂らしてこちらに近づく

ス「く!!」

?「あ、待ちやがれ!!」

ダッシュで走り出し、そいつもスイトを追いかけてくる


岩で出来てると言えばバ……

ネージュ「ふふ、美味しい♪」

バク…ゴクリ…

まだまだ募集中♪
<2011/06/14 20:39 スイト>
消しゴム
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