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「人間を味わうのは初めてだわ…」

「そ、そうですか…」

パクパクとスイトに話しかけるレシラム
口内は少し狭さを感じるが暖かい空気が長さいる
バクンと閉じ込められたスイトは舌の上で寝そべっていた

ぬりゅ…レロレロ…ヌチュ…クチュ……ペロペロ…

「はう…んん…」

「んふ……美味しいのね…」

弾力のある舌が俺をプニュプニュと押し当てるように舐めていき
唾液が体中に絡みついていくにつれ、スイトは変な気分になってしまう

「まだ味わせてね…」

「はひ〜」

優しい温もりと柔らかい舌がある空間でスイトは何故か嬉しさを感じていた
そして手、腕、肩、足……舌は細かく俺の体をなぞるかのような動きで味を奪い取る

「フフ♪」

「う…あ…」

そう続けている生暖かい唾液がベトベト染まってしまい、スイトは興奮が隠せなかった

「かわいい坊や♪」

「……………………」

すっかりと可愛がれてしまった
俺の頭に舌が乗っかると、舌はスリスリと動いて俺を撫で回していた。この行動に少し面食らっていたが、スイトの顔はどんどん赤くなっていた

ギュ…

「？……どうしたの？」

「は！？な、何でもないです…」

「そう…」

いつの間にかスイトは舌に抱きついてしまった
慌ててしまったスイトは急いで舌から離れだす

「そろそろ呑み込むわね…」

ズズズ…グニュ〜ムニュムニュ…

その言葉と口内の角度が変わり、スイトは喉という穴へと落ちていき

ゴキュン…

飲み込まれ、ゴムのように柔らかい食道を通り抜けていき
食道の空間に揉み揉みとされながら胃袋へ到着する

ズズ、グチャア〜……ドチャリ…

「温かい…」

レシラムの胃に到着したスイトは体をぐったりと休ませて身を預ける
中は少し広く、ほんのりとした温もりが眠気を起こさせるほど温かい
すると胃袋から彼女の声が聞こえてくる

「どう？私のお腹は…」

「ポカポカして気持ち良いです…」

「フフ、嬉しいわ♪」

グニュ…モニュ…ムチュ…ズニュ…

「わわ…」

周りの胃壁がスイトを優しく包み込んで
スイトは更なる快楽を受け、彼女の体液が塗りつけられていた

「気持ちいいかしら？」

「はい、もう最高です♪」

「フフフ♪」

あまりの気持ちよさにスイトはいつもの変声に変わっていく

「あ、それと坊やの名前は？」

「……スイトです」

「スイト…かわいい名前ね♪」

「……(照」

急激に恥ずかしくなったスイトはとっとと目を瞑ってレシラムの胃袋に眠りについた


翌日


「ん…」

「おはよう♪」

「……おはよう…」

寝てる間に吐き出してもらったのか俺は大の字で床に眠っており
間近で顔を近づけて少し慌てたが、スイトはゆっくりと立ち上がった

？「レシラム姉さん、おはよー♪」

「え？」

後ろから声が聞こえ、スイトは後ろを向き
洞窟の入り口からスイクンが立っていた

「うわ！？」

「！？」

スイクンは見た途端、俺はレシラムの後ろに隠れてしまった
まさかあのスイクンが来たのかと思わんばかりに

「誰？…そいつ」

「この子？…昨日ポケモン達に襲われてる所私が助けてたの」

「ふ〜ん」

「俺をペットにするのは勘弁……ってあれ？」

よく見るとこのスイクンは普通のスイクンではない
たなびく体毛が紫でなく、清流のように綺麗な青になって体中の色も全然違う
ポケモンではこれを色違いというが

「ねえ、あんた名前は？」

「え…」

いつの間にかスイクンは俺に近づいていた

「ねえ、聞いてんの？」

「な、名前はスイトです(汗」

「そ♪…見ての通り私はスイクンよ、宜しくね♪」

「は、はい…」

「かわいい人間ね、私のタイプかも…」

「え？」

ニコッと笑顔で返し、スイクンはその場を去っていた
あのスイクンとは少し感じが違うな

ネ「あら、誰かと思えばスイトじゃない」

ス「ん？……あ…」

また誰か来たと思えばネージュが大きな袋を片手で抱えていた

ミ「あ、ここにいたのね」

ジェ「ふむ…」

テ「そうですわね…」

エ「ぼ、僕がここに来ていいんですか？」

ネ「別に問題ないわ♪」

ウ＆ロ＆シ「スイト兄ちゃん♪」

ス「……………」

何故かフルメンバーがここに集結しており
しばらくスイトは口を開く事ができなかった

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