「……もう、呑まれたか。もう少し愉しませて欲しかったがな」
口元から多量の唾液を滴らせ、唾液だまりを足下に作りながら、
膨らんだ喉を愉快そうに弄っている。
「生きたまま溶かされる気分はどうなんだろうな?」
喉の膨らみは腹に消えていく。
ギガクッパは満足そうにお腹を擦り、その場に腰を降ろす。
「この調子なら消化しきるまで戻りそうも無いな、クク……」
ただ、空を見つめ呑み込んだ空気を吐き出す。
「クク……」
舌舐めずりし、口元を手の甲で拭う。
時折、お腹から微かな抵抗が感じられる。
それがまた、ギガクッパを愉しませていた……
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