「あぐっ…ぐぅ…」
妖狐は本田を尻尾で弄びながら楽しそうな笑みを浮かべている
しかしそれも数分。抵抗しなくなってきた本田を見て妖狐はつまらなそうな顔をした
「そろそろ飽きてきんした…でもまだ妾の胃袋に送るには、ちと戯れが足りんせん」
そう言うとゆっくりと黒い前足を本田の胸にかける
「お主の味でも堪能してやんし」
ビリビリッと勢いよく本田が身につけている制服を引き裂いた
綺麗だった茶色の制服は無惨な姿で床に落ち、本田の白い肌が露にされていた
「ひ弱そうな体でありんすね…」
ベロォォ…
「ひゃっ!?やめ…」
妖狐の肉厚な舌が本田の胸を這う
その生暖かく柔らかい肉塊の感触に本田は艶のある喘ぎ声を漏らす
その声は妖狐の加虐心を煽り、更なる責めを引き起こした
ベロォ、ヌチュッ…ジュルッ…
「はぅぁっ、も、もうやめて…」
「これだけで根を上げるとは情けありんせん。じゃがまだ止めはせんよ」
ニヤリと笑う妖狐の笑みに本田は凍りつく
気がつけば本田の体は唾液にまみれ、足元には唾液の水溜まりが出来ていた
ベロォ…ピチャッ…ニチャリ…ジュルルッ
妖狐の責めは止まることを知らず、激しさを増していく
その度に本田は嬌声のような叫びをあげ、身を捩っていた
暫くそうされていると突然妖狐の舌が止まる
本田は力なく顔をあげ、妖狐を見つめた
「味見はもう飽きんした。次は肉の柔らかさでも堪能してやんし」
悪夢の様な苦しみから解放されると思った本田は安堵の息を漏らしたが、一瞬にしてそれが妖狐の牙で消え去った
ガブリッ!!
「うぅっ!!」
妖狐の牙が深めに本田の左肩の皮膚に食い込む
そのまま妖狐は顎を上下に動かし、何度も牙を本田に食い込ませる
やがてじんわりと紅い液体が溢れて出してきた
妖狐はその液体を舐め、味わうと口元を緩ませ、更に激しく牙を突き立てる
ガブッガブッガブッ!!
本田は痛みに耐えながら、自分の体に歯型が残されていくのを見ていた
好みの堅さだったのか妖狐は嬉しそうな表情を浮かべ、顔を離した
そして胴体以外を尻尾の拘束から解放し、ゆっくりと目の前までつれてくる
「味といい肉の堅さといい、そして血の味……もう我慢出来んせん
早く妾の腹に収まってもらいんしょう!!」
グパァ!!!
本田の目の前で大口を開けた
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