何もない暗闇の中に、1つの光があった。その光は空中に存在し、空気さえ無いはずのこの闇の中で燃えていた。
その光の周りには、丸い形をした岩やガス、氷の塊が存在し、光の周りを回っている。
その、光から数えて三番目にある岩の塊・・・「地球」と呼ばれるその岩の表面で、一人の若者が目を覚ました。
...西暦2013年、21世紀のその年・・・ある新種のウィルスが発見された。
そのウィルスは体内で"β-サリコルチアン"と言う物質を大幅に増やし、寿命を伸ばす効果を持っていた。
理論上は、一度でも感染してしまえば・・・永遠の命を得る事が出来る。
その為、このウィルスは早い段階から一般の医療機関でも用いられるようになり、
あらゆる種族・・・"β-サリコルチアン"を生成出来ない人間を除き、
あらゆる種族の寿命を伸ばした
・・・はずだった。
しかしその後、ウィルスに感染した者が怪物と化す現象・・・「ビースト化」が起きてしまう。
すでに感染者が多すぎた事と、突然起きてしまう事・・・この2つの原因により対策は大幅に遅れ、
世界は・・・壊れた。
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