「ペンテさんはどうするの?」
粘液まみれの気絶した兵士を吐き出した後。
特大の火の塊で施設を破壊した。
そして気絶している母さんとペンテに乗って空を飛んでいる。
「んー・・・そう言えば君にだけ伝えておきたい事があるんだ」
「何?」
「実は僕の家族は施設で研究されてたんだ。」
「・・・」
「だけど兄弟や僕の親は自分から死んだ。竜の力を悪用されたくないから。
でもその後で僕も捕まった。僕は竜の力なんて知らなかった。
ただ竜の血を引いてるとしか。
捕まって逃げたいと思ったとき始めてこの姿になった」
僕の考えは正しかった。
僕はペンテが昔施設に捕まっていて、研究されてたのではないのかと考えていた。
あれ?
「じゃあペンテはなんで今願い事を叶える仕事をしているのさ」
「言ってなかったけ?僕の食べ物は特別だから、それをもらうの。大丈夫君も持ってるものだから」
・・・嫌な予感しかしないんだけど・・・
「僕でも持ってるものって?」
「人間の寿命一年分」
どうやって食うの?
「突っ込みどころ多すぎるけど・・・どうやって食べるの?」
「え?普通に君を食べて寿命だけを少し消化して吐き出すだけ・・・」
嫌な予感が見事的中。
しばらく現実逃避。
「空を飛ぶって楽しいな♪」
「ハーテ、現実逃避は無しだよ」
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