相手の突進は素早かった。
「ブレス!」
ペンテは天井に火の塊を放つと天井は崩れ相手に降り注いだ。
足止めはできたが、相手はすぐに体制を立て直すと火の塊を放ってきた。
ペンテはもう一度火の塊を放つと、相手の火の塊とぶつかり 爆発を起こした。
「うわ!」
爆発の衝撃で僕はペンテの背中から振り落とされた。
「ハーテ!」
僕に気をとられたペンテに火の塊が襲った。
「ぐ・・・!」
脆くなって崩れた天井の下敷きになって動けない。
振り落とされた僕はペンテよりも相手に近かった。
相手は僕に攻撃する体制に入った。
やられる!
?
相手は攻撃してこない・・・なぜ?
すると相手はどこか懐かしい声で。
「ハーテ・・・?」
とつぶやいた。
僕は誰の声かすぐ分った。
母さんだ!
「母さん?ねえ母さん!目を覚まして!」
母さんは呻くだけ・・・
どうすれば?
その時
ペンテが立ち上がり母さんに近づいたかと思うと、
首輪を握りつぶし、トランスリングを指から抜いた。
しばらくすると母さんは元の姿に戻った。
「ハーテ。ほかの収容者は連れて行かれたみたいだから逃げてはかいするよ」
終わった・・・
でも・・・母さん以外助けれなかった。
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