嫌な予感がする・・・
予感は的中。
ペンテはなんと、兵士をくわえたと思ったら丸呑みにした。
パク・・・ゴクン・・・
僕には兵士達が呑み込まれる音が直に聞こえてくる。
「・・・」
もはや放心状態。
「は!ペンテ何やってんの!」
「ん?後で吐き出すから安心して。それに言ったでしょ、僕は人間じゃないって」
とりあえず安心した。兵士が生きてるから。
弾丸が弾かれ、近づけば食われるので敵はなすすべも無く食われた。
人間はやっぱりうまいなあ、とか言うペンテの独り言が聞こえたときは敵より怖かったけどね。
「それじゃあハーテ。突入するよ」
そう言うと施設に入っていった。
施設の通路は竜になったペンテが通れるくらい広かった。
なんでだろう?こんな通路は必要ないはずだ・・・
施設にはまだまだ謎がありそうだ。
とペンテの背中で考えていたら、突然合成音声が流れてきた。
『施設内のみなさん。施設内に敵が侵入しました。
敵排除のため被験体B-0を施設内に放しました。
施設内に残ってる人は速やかに退避してください』
まさか・・・
「ペンテ・・・」
「来るよ」
そう言うと通路の向こうから。
ペンテと瓜二つの竜が出てきた。
腕には・・・トランスリング!
首輪のようなものも着けられているが、あれで制御されてるんだろう
「敵・・・排除」
ペンテに似た竜、B‐0はこっちに突進してきた!
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