施設は街からそう遠くなかった。
僕はどうやって潜入するのか聞いてみた。
「強行突破」
・・・
「え・・・ちょ・・嘘でしょペンテ」
いや、母さんを助けに行くのにそれは無いだろ。潜入とも言わないと思う。
冗談に・・・きまってる・・よね?
「冗談なわけないでしょ。君のお母さんは地下にいるはずだし、あいつらにとって被検体は大事な資料だから、乱暴に扱わないよ」
竜だから表情はわからないが真剣な声でで言うペンテ。
「あ、見えてきたよ。しっかり掴まって」
前を見ると施設が見えてきた。
「ペンテまって!」
「待たない♪・・・ブレス!」
子供みたいに言葉を返すと施設に向かって火の塊を吐いた。
「これじゃあ施設を破壊してから母さんを救出じゃないかああああ」
叫んでも遅い。
今ので施設の周りには国の兵と思われる人物が銃を構えている。
と思うと撃ってきた!
「危ない!」
が、ペンテの鱗に弾かれ弾丸は落ちていった。
「は?!」
どうなってんの?
「そんなのが効くと思った?じゃあ・・・いっただっきまーす♪」
ペンテはそういうと兵士めがけて低空飛行した。
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