裏山についた。
「ハーテ君、君は僕について・・えー・・・人間じゃないとか聞かなかった?」
「はい・・・でもペンテさんは・・・」
「その噂は本当だよ。僕の先祖は竜と、人の間に生まれた人」
「!・・・」
「僕は竜の血と人の血を半々受け継いだみたいで竜の姿にもなれるんだ」
「じゃあ・・・ペンテさんは竜になれるの?」
聞き間違いじゃないか聞いてみる
「さっき言ったとおりだよ。で、施設までは竜の姿で飛んでいってからいくよ。施設はそのあと破壊するつもりだよ」
?なぜ
「まって、ペンテさんは施設を破壊する必要はないんじゃ・・・」
「あの施設は僕にとって忌わしいものなんだ・・・君の母を助けて破壊することに決めたんだ」
何があったのだろうか・・・
ペンテさんの竜とトランスリングで一つの考えが浮かんだが聞かないでおいた。
「あ、それと僕は呼び捨てでいいよ。だいたい同い年だし。じゃあ行こうか、君の母を助けに」
「うん!」
そう言うとペンテの体はだんだん大きくなり緑色の鱗をまとい、翼と牙が生えて竜の姿になった。
すごい・・・
「ハーテ君!背中に乗って!」
僕はハッとするとペンテの背中に乗るとしがみついた。
「速いから気を付けてね!」
そう言うとペンテは大きな翼をつかって飛んだ。
母のいる施設に向かって。
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