「!・・・母を、母を助けてください!母が・・・トランスリング研究所に!」
電話にでたのは、明るい僕くらいの少年の声だった。
人間じゃないとは思えない。
『分かった。君の名前は?』
「ハーテ」
『明日の正午、街の大広場で待ってるよ』
ガチャ
「待って!ペンテさん?・・・」
一方的に電話をきられてしまった。
「母さん、待っててね・・・」
誰もいない家に帰ろうとした。
が
施設の人が待ち構えているかもしれないという考えが浮かんで困った。
どうしよう・・・
木登りが特でよかった・・・
公園の木の高い所にハンモックをかけてたんだ。
ここなら見つからないだろう。
今は夏だからちょうど涼しい。
僕はすぐに眠りについた。
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