家に帰って晩ご飯を食べる。
父さんと母さんにカイリューの話をすると、怒られた。
一緒にいては危険だ。遊ぶのをやめなさい、と。
僕は悲しかった。会ってみたらわかるのに・・・
見かけに反していい人なのに・・・
次の日、僕は父さんと母さんに内緒で約束通り遊びに行った。
その日は一緒に木の実を採って食べたり、空を飛んでもらったりもした。
はじめての空は気持ちよく、楽しかった。
帰り際に、昨日のように会話を楽しんだ。
その時、僕は父さんと母さんがカイリューと遊ぶなと言ったことについて話し
た。
話し終えた僕の前でカイリューは、思いもよらない言葉を発する。
「君の両親は正しいと思うよ」
え?
どういうこと?
じゃあ、僕と遊ばない方が良いってこと?
「どういう意味?」
「僕は君にひとつ嘘をついた。僕は旅をしている。そして食べているものは」
旅の途中に出会ったポケモンたちだよ」
「!・・・そんな」
今考えると、僕はカイリューが旅の途中に出会ったポケモンと一緒。
となると僕は・・・
「もうどうなるかわかるよね?」
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