罪は裁かれる
舌の中に突っ込まれ、マルムは恐怖に包まれる。
やめろやめろやめろ!だせだせだせだせ!
「やだやだ!やだよお!!」
「んー、やーだね♪」
舌で体を包み込むように舐める。
ピンクと赤の混じった湿った肉が、体全体を舐め上げるなんて、こんな体験一生に一回だろう。
いや、それどころか、俺は食われる。
死ぬ―――。
死って・・・・・・なんだ?
あいつをいじめていた罰?
そんなの、俺は悪くねえぞ。
だって、うじうじしてるあいつ見てると、腹立つんだよ。
しかもいじめられても何にも言い返さないしさぁ。
あいつ、いじめられてほしいのかよ。
と、思考していると、舌が顔をぬらりと濡らす。
「ううっ・・・」
「なんで食べられたかわかるかい?」
あのゴーストの声が口内に響く。
そんなの・・・・・・・・・。
・・・・・・・。
なんとなく分かってしまった自分が憎い。
「君が彼をいじめるからさ」
マルムは目を見開く。
「おまえっなんでそんなこと知って・・・・うあっああっ・・・・」
舌がしゃぶりつくようにマルムを締め付ける。
にじみ出た味が、喉の奥に落ちる。
「あんな光景見て、いじめだと思わないバカがいるかい?」
くっそ、見ていやがったのか。
あいつはゴーストだ。
その気になればどこからともなく現れることができる。
と、その時激痛が走る。
骨だけになっている牙がマルムの服を破り、肌に突き刺さる。
「うああ゛っ!!」
「お仕置きだよ」
牙が抜かれる。
そこからは赤が流れ、舌に滴り落ちる。
それを心地よさそうに舌は呑み込む。
「大丈夫さ、食われるというのは怖くないぞ♪」
「んなわけぇ・・・・ひいっ!や、やめろっううっはあっ・・・」
傷口を舐め上げる。
さらに唾液に唾液を重ねるように、舐め続ける。
ぐち、ぐちゅ、ぴちゃ・・・
奇怪な音がこだまする。
しかし、どこか快感のようにも思えた。
「はあっ・・・・・あ・・・・」
マルムはぐったりしている。
もう、抵抗できないほど舐めまわされてしまった。
「じゃあな、おいしかったぞ♪」
喉の奥が広がる。
時の流れに身を任せるように、そこに落ちた。
やめろやめろやめろ!だせだせだせだせ!
「やだやだ!やだよお!!」
「んー、やーだね♪」
舌で体を包み込むように舐める。
ピンクと赤の混じった湿った肉が、体全体を舐め上げるなんて、こんな体験一生に一回だろう。
いや、それどころか、俺は食われる。
死ぬ―――。
死って・・・・・・なんだ?
あいつをいじめていた罰?
そんなの、俺は悪くねえぞ。
だって、うじうじしてるあいつ見てると、腹立つんだよ。
しかもいじめられても何にも言い返さないしさぁ。
あいつ、いじめられてほしいのかよ。
と、思考していると、舌が顔をぬらりと濡らす。
「ううっ・・・」
「なんで食べられたかわかるかい?」
あのゴーストの声が口内に響く。
そんなの・・・・・・・・・。
・・・・・・・。
なんとなく分かってしまった自分が憎い。
「君が彼をいじめるからさ」
マルムは目を見開く。
「おまえっなんでそんなこと知って・・・・うあっああっ・・・・」
舌がしゃぶりつくようにマルムを締め付ける。
にじみ出た味が、喉の奥に落ちる。
「あんな光景見て、いじめだと思わないバカがいるかい?」
くっそ、見ていやがったのか。
あいつはゴーストだ。
その気になればどこからともなく現れることができる。
と、その時激痛が走る。
骨だけになっている牙がマルムの服を破り、肌に突き刺さる。
「うああ゛っ!!」
「お仕置きだよ」
牙が抜かれる。
そこからは赤が流れ、舌に滴り落ちる。
それを心地よさそうに舌は呑み込む。
「大丈夫さ、食われるというのは怖くないぞ♪」
「んなわけぇ・・・・ひいっ!や、やめろっううっはあっ・・・」
傷口を舐め上げる。
さらに唾液に唾液を重ねるように、舐め続ける。
ぐち、ぐちゅ、ぴちゃ・・・
奇怪な音がこだまする。
しかし、どこか快感のようにも思えた。
「はあっ・・・・・あ・・・・」
マルムはぐったりしている。
もう、抵抗できないほど舐めまわされてしまった。
「じゃあな、おいしかったぞ♪」
喉の奥が広がる。
時の流れに身を任せるように、そこに落ちた。
11/12/04 00:09更新 / ねじゅみ