時を憂いて…… 〜寂寥哀唄〜
これは何やら今までにないタイプというかすごいですね…! 捕食シーンのページ行く前までは、実はこの狼ただの悪いやつなんじゃ?とか思ってましたがw 私のしょぼい予想より遥かに深い考察のある作品んでした。 私は今まで、寂しさを残虐性という形で考えたことはありませんでしたが、 この作品を読むと、この抽象的な概念をしっかりと心で理解できます。 セイルさんとしては当然の発想なのかも知れませんが、私にはすごく新鮮に感じられました。 そして、その発想や考えを1つの作品に仕上げてるところがすごいですねっ 舞台が研究所であることや、通訳できる主人公など、設定に一切無駄がなく、 どれもが作者の考えを伝えるためのパーツとして機能している点が、 作品の完成度をすごく高めていると思います。 またなにより、それらの全てが捕食萌えに昇華されていることが素晴らしいです。 残虐性を受け止めてもらいたい捕食者と、好きな人に必要とされたい被食者。 お話によって最高のお膳立てをしてもらってからの両者合意の捕食シーンは、 感情の溶け合いを直に感じることができて、大変エロいものでしたw 最後にちょっとダメ出しっぽくなって申し訳ないのですが…! 登場人物の容姿の説明がもうあと一歩あるとうれしいです>< "巨躯の""狼""モンスター"と聞いて、私の想像力だと身長2mの狼獣人になってしまったのでw 固有名詞だと人によって受け取り方が違うので、物体としての形容を考えるといいかも知れません…! ケイル 12/03/09 21:46
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