Epilogue
今日も気持ちいい風が吹く。
太陽は真上。
丁度お昼の時間だ。
『今日は誰にしようか』
どす黒い赤い色をした眼を下に向けると、そこには手足をしばられ、猿ぐつわをされた人間が数人。
『んー、じゃあお前。お前にする』
指を刺された人間は止めてくれと涙を流しながら首を横に振る。
『泣いたって駄目だ。これは当然の報いなのだから。それじゃ……』
口を大きく開き、これから自分が何処へ行かされるのかを教えるレイシス。
『いただきます』
一日に三回鳴る音。
本日二回目のそれが、鳴り響いたのだった。
太陽は真上。
丁度お昼の時間だ。
『今日は誰にしようか』
どす黒い赤い色をした眼を下に向けると、そこには手足をしばられ、猿ぐつわをされた人間が数人。
『んー、じゃあお前。お前にする』
指を刺された人間は止めてくれと涙を流しながら首を横に振る。
『泣いたって駄目だ。これは当然の報いなのだから。それじゃ……』
口を大きく開き、これから自分が何処へ行かされるのかを教えるレイシス。
『いただきます』
一日に三回鳴る音。
本日二回目のそれが、鳴り響いたのだった。
12/03/12 12:30更新 / ミカ