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連載小説
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9-
シャリシャリとブイゼルから貰った――というより奪った――木の実を食べながら、リザードンは月を眺めていた

「綺麗だな……そう思わないか?」

「ん! んんっーー!」

リザードンの右手には木の実が握られている

ただ、反対側には、ひどく怯えたミミロルが握られていた

「大丈夫だ、苦しいのは最初だけだからな」

そう言うと、リザードンはいつの日かのバンギラスのように、大きく口を開いた

「いただきます」

「――っ!!!」

ひょいっと、軽く投げられたミミロルはリザードンの口内に着地した

“バクンッ!”と洞穴の中に、リザードンの口が閉じる音が響く

後から聞こえてきたのは、痛々しいミミロルのくぐもった叫び声だった

~第一部 完~
11/11/25 22:00更新 / マタタビ
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■作者メッセージ
読みきりにしようと思ってましたが、思った以上に長くなりそうなので、きりのいい所で一旦公開させていただきます
m(_ _)m

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